「時が来た」THE YELLOW MONKEY、伝説の“復活劇”。一通のメールで再始動へ…その舞台裏に音楽のプロも感激
今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックなど“マニアックな知識”までを掘り下げていく『EIGHT-JAM』。
6月16日(日)に放送された同番組では、多くのミュージシャンがファンを公言するバンド・THE YELLOW MONKEY特集が実現した。
今回は、THE YELLOW MONKEYにメンバー揃っての貴重なインタビューを敢行!
さらに、スタジオにはTHE YELLOW MONKEY を敬愛するACIDMAN・大木伸夫、9mm Parabellum Bullet・菅原卓郎、ドレスコーズ・志磨遼平が集結。メンバー自らが語った復活劇の舞台裏に、感銘を受ける場面があった。
【映像】THE YELLOW MONKEY、伝説の“復活劇”。一通のメールで再始動へ…
『JAM』『バラ色の日々』など、数々のヒット曲を生み出してきた4人組ロックバンド・THE YELLOW MONKEY。
1989年に現メンバーで活動を開始して以降、その独自のビジュアル&世界観で人気を集めている。
日本を代表するロックバンドに上り詰めた彼らだったが、人気絶頂のなか2001年に突如活動を休止。3年後には解散を発表した。
解散時の心境について、ボーカルの吉井和哉は「メンバーを愛していた。ここで休止や解散をしようがこれで関係が終わるとは思ってなくて」と切り出し、「とにかくまず疲れた」と率直に打ち明ける。
「本来のロックが細胞分裂して多様化してきた時代だった。一回作戦タイムというか。プロデューサー気質なので、ドラマチックに見せたがる癖があった」(吉井)
実際、解散中もメンバーは各々THE YELLOW MONKEYについて考え、いつの日か訪れるであろう再集結に向けて準備を重ねていたという。
そんななか、2013年に吉井がメンバーに「もう一度僕とバンドやってください」とメールしたことで再集結へと動き出す。
それはイギリスでザ・ローリング・ストーンズ、結成50周年のハイド・パーク・ライヴを観たことが大きなキッカケだったといい、「そろそろ時が来たかなっていう気もしたので(メールを)送りました」(吉井)と振り返る。
そして15年の時を経て、2016年に再集結。新生THE YELLOW MONKEYとして再始動をはたした。
一方、解散→再集結を遂げた現在、4人の関係性にも変化が生まれたそう。
ベースの廣瀬洋一は「再集結してからの絆は昔より、よりいっそう強くなっている。お互いへのリスペクトが強くなった」と明かし、ドラムの菊地英二も「不思議なことに、演奏してても今が一番楽しい。今が一番メンバーを好きかもしれない」とメンバーへの思いを語る。
この伝説の復活劇に、スタジオの大木は「本当に稀有なパターン。めちゃくちゃ勇気がいることだと思う。THE YELLOW MONKEYのすごさは、15年を経て戻る場所があるということ。それだけの人に待たれていた」と熱弁。さらに、志磨も「このバンドのファンであることが誇らしい」と感激していた。