【30分で仕込み完了】保存袋でラクチン梅仕事♪わずか3日で食べられる「青梅はちみつ漬け」作ろう!

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青梅が店頭に並ぶ季節になりました。子どもの頃から祖母や母の”梅仕事”を見ていたものの、自分でやろうなんて1ミリも思ったことのないわたし。それが歳をとったせいか、今年は初挑戦したい気分(笑)。そこで、簡単に出来そうな青梅レシピを探したところ、YouTubeチャンネル『プラントベースゴハン』で素敵なレシピを発見。それは保存袋を使って、3日で完成する「青梅のはちみつ漬け」。そんなのあり⁉カリカリ食感がたまらんそうです♪

ニッチな旬の味を少量楽しみたい♡【一晩漬けるだけ】の「青梅のみりん漬け」に挑戦♪とろっと甘み爽やか


YouTubeチャンネル『プラントベースゴハン』の青梅レシピ♪

9万人が登録するYouTubeチャンネル『プラントベースゴハン』。ゆるいスタイルでベジタリアンを取り入れる”ゆるベジ”の食事にして8kg痩せたのをきっかけに、お腹いっぱい食べても体にやさしい料理を研究しているという、リエさんが運営するチャンネルです。

ちなみに、”プラントベース”とは、植物由来の原材料を使用した食品や、それらを積極的に取り入れることをコンセプトとした食生活を言うそうです。

今回は、リエさんのレシピの中から「青梅はちみつ漬け」を作ることに。ジッパー付き保存袋を使い、3日間で完成。カリカリ食感が魅力の蜂蜜漬けで、漬け汁は梅シロップとして、取り除いた種はしょうゆと一緒に漬けて梅しょうゆにして楽しめるそうです。

では、作ってみましょう。

「青梅のはちみつ漬け」の材料と作り方



【材料】
青梅…1kg 
粗塩…40g 
蜂蜜…500g

”梅仕事”は初体験なので、分量を1/4にして作ることに。

【作り方】
1. 青梅は流水でよく洗った後、たっぷりの水に浸し、半日ほどおきます。アクを抜くためとのこと。



2. 清潔なタオルで青梅の水気を拭き取ります。

ヘタの部分に水が残っているとカビの原因になるので、ひと粒ひと粒しっかり拭きましょう。

3. 爪楊枝などを使ってヘタを取ります。



ちょっと触るだけで、ポロッと取れます。気持ちイイ。



4. ヘタ部分に包丁を入れ、梅のくぼみに沿ってぐるっと一周させ、切り込みを入れます。アボカドを切るときみたいな感じ。



ちょっとズレました…。



ヘタの部分を上にして置き、その上に硬いまな板などをのせて、エイッと体重をかけて強く押して半分に割ります。



スプーンなどで種を取り除きます。



やってみると、すんなり種が取れるものもあれば、実の部分を砕かないと取り除けないものもありました。



面倒くさい人は種付きのままにして、食べるときに取り除いてもよいとのこと。次回、作るときは種付きのままにしよう(笑)。

種は捨てずに「梅しょうゆ」にするそう。作り方は最後にご紹介します。

5. 種を取り除いた実をジッパー付き保存袋へ入れ、重さを量ります。ちなみに200gありました。

6. ジッパー付き保存袋に粗塩を入れ、袋の上から揉んで、なじませます。

今回は1分ほどモミモミしました。



空気を抜きながら、袋の口を閉じます。

青梅を平らにして重石をのせ、1時間放置します。重石は梅の2倍の重さとのこと。

今回は、ポリ袋に400gの水を入れ、それを重石代わりにすることにしました。



1時間経ったものがこちら。



たっぷり水分が出ています。



7. 6に蜂蜜を加え、全体をなじませるように揉み込みます。





1分ほどモミモミしました。



空気を抜きながら、袋を閉じます。平らにして、冷蔵庫で3日間寝かせれば出来上がり。重石はしなくてOK。



ここまでの調理時間は、アク抜きと重石をのせて放置する時間を除いて25分。梅を1個ずつタオルで拭いたり、ヘタを取ったり、包丁で切り込みを入れて割って、種を取ったりと、けっこう時間がかかります。

今回、1/4の量でも大変だったので、分量通りに作ると単純に4倍して、25分×4=100分=1時間40分かかる計算になります。ひょえ~(笑)。よかった、1/4の分量にして…。

ジッパー付き保存袋で梅はおいしく漬かるのか

3日間、冷蔵庫で寝かせたものがこちら。



青々とした青梅が渋めの色になりました。爽やかな青梅の香りがします♪



保存は冷蔵庫で1年とのこと。1年経ってもカリカリのままだそうですよ。



では、食べてみましょう。

シャキシャキでカリカリ~。この食感、とっても楽しくてクセになりそう。



ほんのり甘くて、ほんのりしょっぱく、後から青梅の酸味が適度にやって来ます。半日アク抜きしたので、えぐみや苦みはありません。



すっきりした味で、青梅の爽やかさも感じられておいしいです。口寂しいとき、つまむのにちょうどいい感じ。個人的には、もう少し甘いほうが好みですが、これはこれで、甘味、塩味、酸味のバランスが取れていると思います。



今回は1/4の分量で作ったので、1週間くらいで食べ切ってしまいそう(笑)。

また、この「青梅のはちみつ漬け」の漬け汁は、梅シロップとして楽しむことも出来るそうです。



炭酸水で割るとおいしい「塩梅サイダー」になるとのことなので、やってみよう!



氷を入れたグラスに、漬け汁大さじ2と100mlほどの炭酸水を入れて飲んでみると…。



お~、おいしい!塩味を程よく感じる爽やかな「塩梅サイダー」に変身。暑い夏にぴったりです。塩味があるので、熱中症予防にもいいかも。



最後になりましたが、下準備をする際に取り除いた種の活用法として紹介していた「梅しょうゆ」の作り方。

消毒した瓶などに種を入れ、種が隠れるまでしょうゆを注ぎ、フタをして冷蔵庫でひと晩寝かせると、梅のエキスと香りがしょうゆに移り、「梅しょうゆ」になるそうです。

肉や魚に合うさっぱりした味で、特に、おさしみにつけて食べるのがおすすめとのこと。

ということで、わたしも作ってみました!

こちらが、「梅しょうゆ」。今回は3日間寝かせました。



ほんのりとろみがついているみたい。



味見をしてみると、しょうゆのカドが取れ、少し酸味を感じます。旨味がギュッと濃縮され、爽やかさの中に旨味があるような…。確かに、おさしみに合いそう。今度、わたしの大好きなイカのおさしみにつけて食べてみようと思います。あっ、冷奴にもいいかも。

『プラントベースゴハン』で紹介していた「青梅のはちみつ漬け」は、青梅のカリカリ食感が楽しい、爽やかで甘じょっぱい一品でした。漬け汁は梅シロップとして活用出来て、取り除いた種は爽やかな調味料に変身するところも素敵。作ってみてはいかがでしょう。




※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。

※生の青梅は毒性がありますので、十分に加工・熟成をしてから食べるようにしてください。