目薬の正しい保管場所はご存じですか? 薬剤師がお勧めするのは〇〇〇

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目薬をした後はまばたきをしない方がいい、保管は直射日光が当たらない所がいい。こういった目薬の使用や取り扱いに関する知っているようで知らない注意点について、薬剤師の福島さんに教えてもらいました。

※この記事はMedical DOCにて【目薬は開封後なるべく早く使い切るべき! 処方される目薬の有効期限が短い理由を薬剤師が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

≫ 薬の正しい保管方法を薬剤師が解説 注意すべき点は?

監修薬剤師:
福島 沙織(薬剤師)

京都薬科大学薬学部を卒業後、6年間医療機器メーカーで品質管理に従事。その後製薬メーカーへ転職し、2020年より学術として医薬品に関する情報提供業務を担当。薬剤師や医師、看護師など様々な医療関係者と連携し、迅速かつ正確な情報提供で医療の向上に努める。

編集部

目薬は1回に何滴使えばいいでしょうか?

福島さん

目薬の1滴分は約40μlですが、目にたまる量は約30μlといわれています。よって、1回1滴落とせば十分でしょう。

編集部

目薬をさすときの注意点はありますか?

福島さん

まず、目に触れる可能性があるので手はきれいに洗いましょう。目薬の容器の先がまつげや眼球、手などに触れないようにして、1滴落とします。目からあふれた液は優しくティッシュで拭きとり、点眼後しばらくは静かに目を閉じ目頭を押さえます。必要な量の薬液を目にとどまらせるため、まばたきはしないようにしてください。

編集部

開けた後はどこに保管すればいいですか?

福島さん

保存方法は目薬によって異なりますが、特に指定がない場合は、直射日光が当たらない所に室温(1~30℃)で保管してください。場所や季節によっては、室内であっても1℃を下回ったり30℃を上回ったりすることがあります。そのため、保管場所としては5℃前後で安定している冷蔵庫がおすすめです。ただし目薬が凍ってしまうことがあるので、冷気口の近くは避けましょう。

編集部

最後に読者へのメッセージをお願いします。

福島さん

気軽に使いがちな目薬ですが「薬」のひとつです。正しい使い方を身につけて、大切な目を健康に保ちましょう。