杉咲花

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 10日に放送されたフジテレビ・関西テレビ系ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」では、朝ドラヒロインも務めた演技派女優がサプライズ出演。そのカメレオンぶりにネットも「さすが、役作りがすごすぎ」など驚きの声が相次いだ。

 この日の「アンメット」では、三瓶(若葉竜也)がかつて、大迫(井浦新)と同じ病院に勤務しており、意識障害で昏睡状態の女の子の治療方針を巡って対立していた過去を描いた。

 この女の子の母親は、昏睡状態の娘は「私の言っていることが分かっている」と主張。大迫ら、多くの医師は取り合わないものの、三瓶だけは未承認の薬を使えば意識が戻る可能性があると訴え、結果、一存でその薬を使ってしまう。

 驚く大迫だったが、母親が「私が同意したんです」と説明。だが大迫は「まだ未承認薬だぞ、お前だけじゃない、みんなの責任が問われるんだぞ」と激高。三瓶は「しょうがないですね」と冷静に答える。するとこの女の子の意識が回復し、「お、かあ…さん」と言葉を発した。母親は泣きながら「奈緒、奈緒…」と名前を呼び続ける。

 だがその女の子は数日後に肺炎で亡くなってしまう。この出来事は三瓶の医師人生に大きな影響を与えていた…。

 この意識障害の女の子の母を演じたのが池脇千鶴。01年のNHK朝ドラ「ほんまもん」でヒロインを演じ、その後も数々のドラマ、映画などに出演。21年に放送された東海テレビ「その女、ジルバ」では、70歳以上の高齢ホステスが働くバーで働き始めた40歳の女性ヒロインを演じ、同年の放送文化基金賞で演技賞も受賞している。

 今回も、意識が戻らない娘の看病に明け暮れる母親を熱演。ふっくらした顔、体で娘を一途に支えるどこにでもいそうな中年女性を演じきった。

 ネットも突然の池脇の登場に仰天。「さすが、昔から役作りがすごすぎ。誰かわからなかった」「あのお母さん、池脇千鶴だったとは!」「池脇千鶴さん、びっくりしたけど素敵」「池脇千鶴さん、分からなかった…昔から変幻自在だよな」などの声が上がっていた。