【キウイの保存】まずは状態を見極めて!完熟前は常温、完熟なら冷蔵が正解♪まるごと冷凍でシャーベットも♡

写真拡大 (全9枚)

管理栄養士のともゆみです。キウイを常温で置いておいたら、いつの間にかシワシワになっていたっていう経験はないでしょうか?キウイの保存は常温一択だと思っていましたが、熟成状態によって保存方法を変えるそうです。ニチレイフーズのホームページ内の「ほほえみごはん」でキウイの保存方法を解説していたので、試してみたいと思います。冷凍キウイのおいしい食べ方もやってみますね♪

【パクチーの保存】冷蔵・冷凍・ドライ・漬けるの4択…それぞれの長所は⁉すべて試して徹底検証!

ニチレイフーズのホームページの中に「ほほえみごはん」という食サイトがあります。そこでは、食材の保存方法や簡単レシピなどが掲載されています。「冷凍で食を豊かに」をコンセプトにしていて、便利に使える冷凍の仕方なども掲載されているので時短調理などに重宝しているんです。

まずは「キウイの状態」を見極める!

キウイは完熟すると、中心にある白い部分がやわらかくなります。完熟しているかどうかは、キウイを縦に持ち、ヘタとお尻を軽く押したときのやわらかさで確かめます。かたい場合は完熟前なので常温保存、指が少し入るくらいやわらかい場合は完熟している印なので、冷蔵保存又は冷凍保存をします。



キウイの常温保存

完熟前のキウイは、食べごろになるまで常温に置いて追熟させます。冷蔵庫で保存すると追熟が止まってしまうので、完熟するまでは必ず常温に置いておきましょう。

【常温保存方法】
キウイをまとめてポリ袋に入れて、直射日光やクーラーが当たらない室内で完熟するまで常温保存します。りんごがあれば、一緒に入れるとりんごが発するエチレンガスがキウイの追熟を早めてくれます。



キウイの冷蔵保存

完熟したキウイは冷蔵庫の野菜室で保存します。

【冷蔵方法】
乾燥を防ぐためキウイをキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。約1週間、食べごろをキープできます。





キウイの冷凍保存

完熟してもすぐに食べない場合は、丸ごと冷凍するのがおすすめです。生とは食感が変わりますが、シャリシャリとシャーベットのように楽しめます。

【冷凍方法】
キウイを洗って、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて、できるだけ空気を抜いて封をします。冷凍で約1か月保存可能です。



【解凍方法】

1.  キウイ全体を水で濡らしてから、キウイのお尻からヘタに向かって皮を剥きます。水で濡らすと解凍しなくてもするっと皮が剥けます。



2.  キウイのヘタを切り落とし、縦8等分くらいの食べやすい大きさに切ります。へたは凍っていると切り落としにくかったので、皮を剥いたあと2~3分放置してからへたを切りました。その後8等分に切る時は中はまだ凍っていましたが、簡単に切れました。



3.  冷凍庫から出して10分ほどで、シャリシャリとしたシャーベットのようになり食べ頃です。冷たいと甘みを感じにくくなるので、砂糖や蜂蜜を少量かけても。



確かにそのままでは酸っぱーいです。蜂蜜をかけたらおいしく食べられました。シャリシャリしていておいしいですね。

スムージーにしてみました。牛乳100mlにキウイ1/2個、蜂蜜適量をミキサーにかけてコップに入れ、薄く輪切りにしたキウイをのせました。



ひんやりして甘酸っぱくておいしい!ツブツブした食感もたまらないですね。普段から果物と野菜を使ったスムージーをよく作っているので、冷凍キウイをストックしておくと、バリエーションが増えていいなと思いました。

ただし、常温解凍する場合は、放置すると劣化しちゃうので注意が必要です。また、キウイの皮には栄養がたっぷりなので、実は皮ごと食べるのもおすすめ。産毛が気になるときは、表面を水で濡らしてからアルミホイルでゴシゴシすると、スッキリきれいになりますよ。

試しに皮ごと食べてみましたが、皮側が一番甘く感じられて意外といける!ただし、ちょっと口の中に残るので、好みが分かれるかもしれませんね。

キウイの成分

キウイは、ビタミンCとEが多く含まれています。どちらも抗酸化作用があるビタミンなので、2つの相乗効果で、感染症やがん予防、アンチエイジング、肌荒れの改善、シミやシワ対策などが期待できます。高血圧予防のカリウムや、便通を改善する食物繊維も豊富です。

キウイをシワシワにしないためには、まず熟成状態を見て、完熟なら冷蔵庫か冷凍庫へ、かたければ常温で追熟、時々熟成状態を確認し、完熟したら常温放置ではなく、冷蔵庫か冷凍庫へ入れる。これを覚えたので今後シワシワにならずにすみそうです。シャリシャリの冷凍キウイもなかなかおいしかったですよ。参考にしてみてくださいね。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。