築50年団地に夫婦ふたり暮らし。「コンロ」を手放したことで家事が驚くほどラクに
どの家庭にもあるけれど、なくても意外と大丈夫だった持ち物はあるはず。築50年の家で夫婦ふたり暮らしをしているインスタグラマーのゆくさん(フォロワー数1.4万人)は、台所にあるコンロをやめたと言います。やめた理由とコンロがない暮らしについて紹介します。
きっかけはコンロが壊れたこと
わが家が、コンロをやめたきっかけは、壊れてしまったことでした。
去年までは台所に置ける一口のIHコンロを持っていたのですが、長く愛用していたこともあって壊れてしまいました。すぐに新しいコンロを購入するつもりだったのですが、なかなか気に入ったものが見つからないまま時間が経っていました。
そうやって探している間に、「意外とわが家にはコンロは不要なのでは?」と不便を感じなくなっていたのです。これは、「一度試してみよう!」そんな軽い気持ちでコンロのない暮らしを続けることにしました。
最初は不安だったものの…
軽い気持ちでコンロのない生活を始めましたが、毎日使っていたものがないのは不安になります。なので、最初は1か月、使わずに試してみることにしました。
このとき、夫にもお試し期間について了解をもらいました。夫は、料理をしないので「いいよ〜」とふたつ返事でした。さて、コンロがなく、どう暮らそうかと工夫を考えなければいけません。
コンロはなくても困らなかった
お試し期間を経てわかったのは、コンロはなくても問題なかったことです。
じつは、コンロがある頃から、コンロ以外の調理器具でも料理をしていたので、とくに不便なことはありませんでした。なので、1ヶ月のお試し期間があっという間に過ぎ、新しく購入しなくてもいいという結論に至りました。
コンロをやめたことで台所のスペースがあいたので、ずっと欲しかった食洗機を購入し、置くことにしました。
不要なものに気がついて、ずっと求めていたものを購入することができてよかったです。きっかけは壊れてしまったことではありますが、このように、不要なもの、必要なものをしっかり見極めることは、心地いい暮らしには大事なのだと実感しました。
料理はコンロ以外でも成立します
コンロなしだとどんな風に料理してるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
わが家のコンロを使わない料理の一例をご紹介させてください。基本的に使うものは、炊飯器・電子レンジ・ホットプレートの3つです。
炊飯器は万能で、お米を炊くだけでなく煮物・スープ・ケーキをつくったりしています。とくに野菜スープをよくつくるのですが、コンロでつくっていたときよりも簡単に柔らかい野菜になります。
電子レンジは、主に副菜をつくるときに使用しています。ほかにもオーブンとグリルの機能がついているので、お肉やお魚を焼くこともあります。
ホットプレートは、電子レンジと同じになりますがお肉やお魚を焼くのに使っています。また、冬にはお鍋をつくったり夏には焼き肉をすることも。
このようにほかの家電を駆使すれば、コンロはなくても困らないのです。
無理なくやめることでラクできるように
コンロを手放そうと思える人はそんなに多くはないのかなと思います。でも、持っていて当たり前だったものも、じつは自分にはそこまで必要ではないということはあるのではないでしょうか。
私の場合はコンロをやめたことによって、食洗機を置けたことがずっとメリットが大きかったです。なぜ食洗機が優先だったのかというと、皿洗いが面倒だからです。皿洗いがラクできるようになったのは本当に幸せなことです。
こんなふうに、不要なものを手放したことで、自分にとって本当に必要なものを手に入れることもあるのではないでしょうか。