知らなきゃ損する痩せるお肉の食べ方とは!? 管理栄養士が勧める「ダイエット中に適した部位」
「ダイエット中はお肉を控えた方がいい」と思う人は、少なくないのではないでしょうか。しかし、部位やお肉の種類を工夫すればダイエット中も食事を楽しむことができます。「管理栄養士」の山口さんが、オススメのお肉の食べ方について解説していただきました。
※この記事はMedical DOCにて【ダイエット中でもお肉は食べてOK!管理栄養士が解説する肉食ダイエットの効果的な方法とは】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
監修管理栄養士:
山口 史恵(管理栄養士)
大妻女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業。大学卒業後、都内の病院に数年務めた後、カナダへ語学留学。その後、カナダでホリスティックニュートリショニストとしてヘルスフードストアやウエルネスセンターにて、一般に栄養指導をしながらクリニックにて個別指導にも従事。体重別、身長別といった大きいカテゴリーではなく、一人ひとりのバックグラウンド、生活環境や代謝などを考慮した栄養指導がモットー。
編集部
ダイエット中におすすめするお肉は牛肉、豚肉、鶏肉のどれですか? また、その部位も教えてください。
山口さん
消化器系が弱いという方や脂身は気にならないという方は、できるだけ骨に近いお肉を選ぶといいでしょう。牛肉ならスネ肉やテール、豚肉ならバラ、鶏肉ならネックや手羽です。内臓系、レバーやハツなども栄養素がたっぷり含まれています。これらの部位はコラーゲンがたっぷり含まれており、消化が大変よく、お肉を食べた後は胸焼けがする、便秘になりやすいと言った方や内側から綺麗になりたい方にもおすすめです。
編集部
カロリー制限をしたい方のために低カロリー部位を教えてください。
山口さん
脂肪はできるだけ避けたいという方には、牛肉や豚肉ならモモやヒレ、鶏肉ならモモよりもササミやムネ、皮を取り除いたモモ肉をおすすめします。これらの部位は高タンパク・低カロリーなので筋トレをしながら筋肉をつけて痩せたいという方にはピッタリです。
編集部
痩せやすいお肉の食べ方を教えてください。
山口さん
脂身の多い部位は脂を切り落としたり湯通したりすることでカロリーカットができます。また、油で炒めるのでなく、オーブンで火を通す(焼く、蒸す)ことで調理中に出たお肉からの脂もカットできます。レバーなどの内臓肉は脂肪が少ない上に亜鉛や鉄分などの重要な栄養素がたっぷり含まれているため基礎代謝を向上させ脂肪燃焼を促し健康的に痩せることができます。調味料は、小麦粉、砂糖、市販のソースやケチャップなどの使用を避け、ポン酢やレモン汁、塩こしょうといったシンプルな味付けにするとより効果的です。