サッカーボールと選手の影(2018年6月27日撮影、資料写真)。(c)Luis Acosta/ AFP

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【AFP=時事】中国・香港の警察当局は29日、国内サッカーの違法賭博で八百長を行ったとして、トップリーグの2選手と指導者1人を含む12人を逮捕した。

 香港の汚職捜査機関である廉政公署(ICAC)は昨年5月にコードネーム「グリーングラス」という作戦を開始しており、今回の逮捕はこれに関連している。すでに別の選手11人が逮捕されており、今週には20か所以上の施設で捜索が行われていた。

 ICACは「サッカークラブのメンバーが違法賭博で利益を上げるべく、八百長のために賄賂を受け取っていたことが捜査で判明し、12人を逮捕した」と発表。今回の逮捕者の中に、計画の首謀者や中心人物が含まれているという。

 今週逮捕されたのはいずれも24歳から54歳の男で、香港プレミアリーグのクラブの監督1人、選手2人が含まれていた。また下部リーグの選手と指導者も逮捕されている。

 ICACによると、逮捕された指導者2人は選手に秘密の合図を送り、ゴール数やCKの本数、スコアといった試合結果を操作した疑いがあるという。

【翻訳編集】AFPBB News

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