【乾燥わかめの裏ワザ】細かく粉砕して「ハンバーグ」に入れてみた!肉汁を吸い込んでふっくらジューシー♡
「ふえるわかめちゃん®」って、気軽に購入出来る乾燥わかめですよね。そんな「ふえるわかめちゃん®」を開発している理研ビタミンの大場加奈子さんに乾燥わかめの新たな活用法を教えてもらいました。それがハンバーグのつなぎ。乾燥わかめを砕けばパン粉がわりになるそう。以前、大場さんがおすすめする乾燥わかめをペーストしてお好み焼きを作ったことがあるので、ハンバーグ作りにいれたらどうか?ということで2種のハンバーグにトライ!わかめ入りハンバーグ、一体どんな仕上がりに?
【乾燥わかめの裏ワザ】ペーストにして「お好み焼き」に入れてみた!粉と卵が少量でもふんわり滑らか♡
乾燥わかめのライフハック2種がこちら!
乾燥わかめ「ふえるわかめちゃん®」を製造している理研ビタミンの大場加奈子さん。あまり知られていないお役立ちな乾燥わかめの使い方を伝授しています。
【乾燥わかめのライフハックその① わかめつなぎ】
「わかめつなぎ」は、乾燥わかめを麺棒などで叩いて細かくするだけで作れます。ハンバーグなどひき肉のつなぎとしてパン粉の代わりになるんだそう。ハンバーグを作る時に使うと、乾燥わかめが肉汁を吸収するので旨味が濃縮されるそう。
わかめには食物繊維が豊富に含まれているので、ハンバーグに加えると、栄養面もアップ出来るのはうれしい!
今回は大さじ1杯の乾燥わかめを砕いて「わかめつなぎ」を作りました。
【乾燥わかめのライフハックその② わかめペースト】
「わかめペースト」は、わかめの成分「アルギン酸」が出て粘性が強くなるので、料理をふわふわにしてくれる性質があるといいます。
そのため、以前お好み焼きに使いました。そちらは5月25日公開の「【乾燥わかめの裏ワザ】ペーストにして「お好み焼き」に入れてみた!粉と卵が少量でもふんわり滑らか♡ 」の記事をご覧ください。またこちらにお湯と水を使った「乾燥わかめのシン・戻し方」についてもふれています。
上の画像は水やお湯で戻したわかめ。このわかめは300~500mlのお湯に乾燥わかめ3gを15秒浸し、次に300~500mlの水で15秒浸してスピーディーに戻したものです。
戻したわかめとお湯150mlをミキサーで1分30秒攪拌してペースト状にします。
どろっと粘り気のある「わかめペースト」が完成!ハンバーグに加えると生地がなめらかになってふっくらとするそうですよ。
「わかめつなぎ」と「わかめペースト」でハンバーグがおいしくなるのか、検証!
下記分量で肉だねを作り、半量に「わかめつなぎ」、半量に「わかめペースト」を混ぜてハンバーグを作ってみます。
【材料】(4個分)
合いびき肉…200g
玉ねぎ…1/4個
にんにく(すりおろし)…小さじ1
卵…1個
牛乳…大さじ2
わかめつなぎ…大さじ1/2 ※上記で作ったもの
わかめペースト…10g ※上記で作ったもの
塩…ひとつまみ
こしょう…少々
サラダ油…適量
1. ボウルに合いびき肉、塩、こしょうを入れて粘り気が出るまで混ぜ、みじん切りにした玉ねぎ、にんにく、卵、牛乳を加えてさらに良く混ぜます。
先に合いびき肉だけを捏ねて粘り気を出しておきます。玉ねぎ、にんにく、卵、牛乳を加えて良く捏ねて肉だねを作るまでは、一般的なハンバーグの作り方と同じです。
3. 肉だねを半量にし、半量に「わかめつなぎ」、半量に「わかめペースト」を入れてそれぞれ良く混ぜて小判型に成形します。
画像左:「わかめつなぎ」を加えた肉だね、画像右:「わかめペースト」を加えた肉だね
よく捏ねた肉だねを半分に分けてそれぞれに「わかめつなぎ」と「わかめペースト」を加えました。
では「わかめつなぎ」を混ぜます。
「わかめつなぎ」を加えた肉だねは、加える前と硬さはほとんど変わらずもっちりとまとまりました。
続いて「わかめペースト」を混ぜます。
「わかめペースト」を加えた肉だねは、溶き卵を倍量入れたかのようなやわらかさに。捏ねてもボウルの中で肉だねがとろんと広がりました。
4. サラダ油を引いたフライパンを中火で熱してハンバーグを並べ、焼き色が付くまで3分ほど焼き、ひっくり返してフタをして弱めの中火で4~5分蒸し焼きにします。
画像左:「わかめつなぎ」を加えたハンバーグ、画像右:「わかめペースト」を加えたハンバーグ
底面を3分ほど焼くと焼き色が付いたのでひっくり返し、フタをして弱めの中火で4分ほど焼くと両方ともふっくらと焼き上がりました。竹串を刺して肉汁を確認すると、どちらも透明な肉汁が出ましたが「わかめペースト」を加えたハンバーグは肉汁がどんどん流れ出てしまいました。
「わかめつなぎ入りハンバーグ」と「わかめペースト入りハンバーグ」を実食!
【わかめつなぎ入りハンバーグ】
乾燥わかめを細かく砕いた「わかめつなぎ」を混ぜたハンバーグがこちら。ぷっくりとハンバーグが膨らみ、肉汁が流れ出ずにきれいに焼けました。
半分に切ってみると、わかめが入った仕上がりに。ハンバーグの肉だねがみっちりと詰まったような印象です。
食べてみると、噛んだ時に少し肉汁がジュワッと出る感じがあります。わかめの味は感じないので、いつも作るハンバーグの味わいとほぼ同じでした。
【わかめペースト入りハンバーグ】
水で戻したわかめとお湯をミキサーで攪拌して作った「わかめペースト」を混ぜたハンバーグがこちら。焼いた後に、中まで火が通っているかを確認するために竹串を刺したら、肉汁がジュワジュワと溢れ出てしまい、お皿に盛り付けても肉汁が溢れ出てしまいました。
断面がこちら。「わかめペースト」を混ぜた場合は、わかめの存在感はまったくありません。ハンバーグの肉だねはポロポロと粒感が目立つ感じです。
食べてみると、こちらもハンバーグはふんわりとしていますが、肉だねがとってもなめらか。肉汁が溢れ出てしまってもジューシー感が残っています。こちらもわかめの味は感じないので、いつも作るハンバーグと同じような味わいでした。
”つなぎ”は肉汁をキャッチ!”ペースト”はジューシー感がアップ!
理研ビタミンのわかめマイスター・大場加奈子さんが教えてくれた「わかめつなぎ」入りハンバーグと、「わかめペースト」入りハンバーグの2種は、どちらもハンバーグのおいしさをアップするつなぎとして使えました。
「わかめつなぎ」は乾燥わかめを砕いた状態で使うので、肉汁をぐんぐん吸収し、焼いた後も肉汁が流れ出ず、肉感を感じるハンバーグになりました。
「わかめペースト」入りのハンバーグは肉だねを捏ねている段階で緩くなったので、卵の代わりに使うと成形しやすい肉だねになりそうでした。
「わかめつなぎ」も「わかめペースト」も、これまで知らなかった乾燥わかめの使い方でした!料理をおいしくする縁の下の力持ち的な食材として他の料理にも使えそうなポテンシャルの高さを感じました。
乾燥わかめを水で戻して使っていただけの方には、ぜひ試してみてほしいです。
【乾燥わかめの裏ワザ】ペーストにして「お好み焼き」に入れてみた!粉と卵が少量でもふんわり滑らか♡
乾燥わかめのライフハック2種がこちら!
乾燥わかめ「ふえるわかめちゃん®」を製造している理研ビタミンの大場加奈子さん。あまり知られていないお役立ちな乾燥わかめの使い方を伝授しています。
【乾燥わかめのライフハックその① わかめつなぎ】
「わかめつなぎ」は、乾燥わかめを麺棒などで叩いて細かくするだけで作れます。ハンバーグなどひき肉のつなぎとしてパン粉の代わりになるんだそう。ハンバーグを作る時に使うと、乾燥わかめが肉汁を吸収するので旨味が濃縮されるそう。
わかめには食物繊維が豊富に含まれているので、ハンバーグに加えると、栄養面もアップ出来るのはうれしい!
今回は大さじ1杯の乾燥わかめを砕いて「わかめつなぎ」を作りました。
【乾燥わかめのライフハックその② わかめペースト】
「わかめペースト」は、わかめの成分「アルギン酸」が出て粘性が強くなるので、料理をふわふわにしてくれる性質があるといいます。
そのため、以前お好み焼きに使いました。そちらは5月25日公開の「【乾燥わかめの裏ワザ】ペーストにして「お好み焼き」に入れてみた!粉と卵が少量でもふんわり滑らか♡ 」の記事をご覧ください。またこちらにお湯と水を使った「乾燥わかめのシン・戻し方」についてもふれています。
上の画像は水やお湯で戻したわかめ。このわかめは300~500mlのお湯に乾燥わかめ3gを15秒浸し、次に300~500mlの水で15秒浸してスピーディーに戻したものです。
戻したわかめとお湯150mlをミキサーで1分30秒攪拌してペースト状にします。
どろっと粘り気のある「わかめペースト」が完成!ハンバーグに加えると生地がなめらかになってふっくらとするそうですよ。
「わかめつなぎ」と「わかめペースト」でハンバーグがおいしくなるのか、検証!
下記分量で肉だねを作り、半量に「わかめつなぎ」、半量に「わかめペースト」を混ぜてハンバーグを作ってみます。
【材料】(4個分)
合いびき肉…200g
玉ねぎ…1/4個
にんにく(すりおろし)…小さじ1
卵…1個
牛乳…大さじ2
わかめつなぎ…大さじ1/2 ※上記で作ったもの
わかめペースト…10g ※上記で作ったもの
塩…ひとつまみ
こしょう…少々
サラダ油…適量
1. ボウルに合いびき肉、塩、こしょうを入れて粘り気が出るまで混ぜ、みじん切りにした玉ねぎ、にんにく、卵、牛乳を加えてさらに良く混ぜます。
先に合いびき肉だけを捏ねて粘り気を出しておきます。玉ねぎ、にんにく、卵、牛乳を加えて良く捏ねて肉だねを作るまでは、一般的なハンバーグの作り方と同じです。
3. 肉だねを半量にし、半量に「わかめつなぎ」、半量に「わかめペースト」を入れてそれぞれ良く混ぜて小判型に成形します。
画像左:「わかめつなぎ」を加えた肉だね、画像右:「わかめペースト」を加えた肉だね
よく捏ねた肉だねを半分に分けてそれぞれに「わかめつなぎ」と「わかめペースト」を加えました。
では「わかめつなぎ」を混ぜます。
「わかめつなぎ」を加えた肉だねは、加える前と硬さはほとんど変わらずもっちりとまとまりました。
続いて「わかめペースト」を混ぜます。
「わかめペースト」を加えた肉だねは、溶き卵を倍量入れたかのようなやわらかさに。捏ねてもボウルの中で肉だねがとろんと広がりました。
4. サラダ油を引いたフライパンを中火で熱してハンバーグを並べ、焼き色が付くまで3分ほど焼き、ひっくり返してフタをして弱めの中火で4~5分蒸し焼きにします。
画像左:「わかめつなぎ」を加えたハンバーグ、画像右:「わかめペースト」を加えたハンバーグ
底面を3分ほど焼くと焼き色が付いたのでひっくり返し、フタをして弱めの中火で4分ほど焼くと両方ともふっくらと焼き上がりました。竹串を刺して肉汁を確認すると、どちらも透明な肉汁が出ましたが「わかめペースト」を加えたハンバーグは肉汁がどんどん流れ出てしまいました。
「わかめつなぎ入りハンバーグ」と「わかめペースト入りハンバーグ」を実食!
【わかめつなぎ入りハンバーグ】
乾燥わかめを細かく砕いた「わかめつなぎ」を混ぜたハンバーグがこちら。ぷっくりとハンバーグが膨らみ、肉汁が流れ出ずにきれいに焼けました。
半分に切ってみると、わかめが入った仕上がりに。ハンバーグの肉だねがみっちりと詰まったような印象です。
食べてみると、噛んだ時に少し肉汁がジュワッと出る感じがあります。わかめの味は感じないので、いつも作るハンバーグの味わいとほぼ同じでした。
【わかめペースト入りハンバーグ】
水で戻したわかめとお湯をミキサーで攪拌して作った「わかめペースト」を混ぜたハンバーグがこちら。焼いた後に、中まで火が通っているかを確認するために竹串を刺したら、肉汁がジュワジュワと溢れ出てしまい、お皿に盛り付けても肉汁が溢れ出てしまいました。
断面がこちら。「わかめペースト」を混ぜた場合は、わかめの存在感はまったくありません。ハンバーグの肉だねはポロポロと粒感が目立つ感じです。
食べてみると、こちらもハンバーグはふんわりとしていますが、肉だねがとってもなめらか。肉汁が溢れ出てしまってもジューシー感が残っています。こちらもわかめの味は感じないので、いつも作るハンバーグと同じような味わいでした。
”つなぎ”は肉汁をキャッチ!”ペースト”はジューシー感がアップ!
理研ビタミンのわかめマイスター・大場加奈子さんが教えてくれた「わかめつなぎ」入りハンバーグと、「わかめペースト」入りハンバーグの2種は、どちらもハンバーグのおいしさをアップするつなぎとして使えました。
「わかめつなぎ」は乾燥わかめを砕いた状態で使うので、肉汁をぐんぐん吸収し、焼いた後も肉汁が流れ出ず、肉感を感じるハンバーグになりました。
「わかめペースト」入りのハンバーグは肉だねを捏ねている段階で緩くなったので、卵の代わりに使うと成形しやすい肉だねになりそうでした。
「わかめつなぎ」も「わかめペースト」も、これまで知らなかった乾燥わかめの使い方でした!料理をおいしくする縁の下の力持ち的な食材として他の料理にも使えそうなポテンシャルの高さを感じました。
乾燥わかめを水で戻して使っていただけの方には、ぜひ試してみてほしいです。