“シン・時代劇”開幕から…いきなりクライマックス!避けられない運命に「すでに儚い」
手塚治虫の隠れた名作をドラマ化した『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜』。
4月24日(水)より放送スタートした同作の第1話では、冒頭からクライマックスともいえるシーンに視聴者が魅了されるとともに、衝撃の展開に驚きと悲しみの声があがった。
◆冒頭から予感させる儚い結末
第1話では冒頭から、本作のW主人公となる鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)が、遠くに花火の上がる美しい水辺を舞台に剣を交えた。
「なぜだ!どうしてこんな…!」「答えろ!大作!」と問いながら火花を散らす姿は完全に敵同士として戦う姿――それはこれから描かれていく2人の友情、そして青春物語の終わりを切なすぎるほど描き出すものだった。
「俺と君は咲きはじめの桜を見上げ、出会い――満開の花火の下で別れる」というモノローグとともに倒れた大作の姿には、視聴者からも「なに?!何があったの?!」「もう号泣、、」「始まってすでに儚い、、」などの声が寄せられていた。
◆ダイナミックな殺陣&剣舞
そこから時は遡り、文久3年(1863年)春。
元々小さな茶屋で働き、刀にはまったく慣れていない丘十郎は、長州藩士に殺されてしまった父のかたきを討つため新選組の前身となる“壬生浪士組”の入隊試験を受ける。
しかし、試験では入隊希望者のなかでも群を抜く剣の達人・大作と戦うことに。大作は入隊試験前も他の希望者に毒を吐く自信家だが、表情や行動の端々にはどこか影を感じる存在でもある。
そんな大作は「一撃でも当てられたら君の勝ちでいいよ」と戦いで丘十郎を圧倒。「そろそろ終わりにしようか」と目にも止まらぬ速さで武器を振るうと、一瞬で丘十郎を地面に沈めてしまう。
しかし諦めない丘十郎は奇襲を仕掛け、倒立前転ですばやく立ち上がって大作と木刀を突き付け合う形になった。
昨今では珍しくなりつつある“努力型”での成長を予感させる丘十郎と、それと対照的に影を持つ“天才型”の大作。
近藤勇(高野洸)や土方歳三(阪本奨悟)、沖田総司(藤岡真威人)といったお馴染みの新選組メンバーにも引けを取らない個性的なオリジナルキャラクターたちの躍動に、第1話から心を掴まれた人も多いのではないだろうか?