「彼女とは、お互い家庭を壊す気はないから別れました。仕事関連以外の連絡先はすべて消すことになって、嫁には20万円のバッグを買わされました。正直、散々でしたね……」

◆ゴールデンウィークは家族サービスしていたが…

 都内の制作会社で働く鈴木英介さん(36歳・仮名)も、Instagramがきっかけで浮気がバレた。

「僕の場合は、彼女が独身。自分は既婚であることを内緒にしていました」

 32歳の彼女とはマッチングアプリで出会い、交際半年。鈴木さんは仕事柄、職場で寝泊まりすることもあり「月に数回は外泊していたし、既婚ということはバレていませんでした」と話す。

「基本、彼女の家でお泊りしてました。クリスマスイブは仕事と嘘をついて過ごせましたが、ゴールデンウィークはさすがに家族サービスをしないといけなくて……」

◆弁解の余地がなかった

 2泊3日で家族旅行に行くことを彼女には「男友達と旅行に行く」と伝え、なんとかごまかせていたはずだったが……。

「休み明けに彼女とご飯に行ったら『結婚してたんだね』と泣かれました。嘘をつくときに真実を混ぜたほうが辻褄を合わせやすいと思って、本当の行き先を教えていたのがあだとなりました。伊豆に行ったんですが、ハッシュタグから妻のInstagramのアカウントを発見されてしまい、弁解の余地がなかったです」

 妻のInstagramには、家族と楽しそうに過ごす鈴木さんの写真が……。もはや謝るしかなかった。鈴木さんは「もう悪いことはできないですね」と肩をおとした。

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。『bizSPA!フレッシュ』『BLOGOS』などでも執筆。X(旧Twitter):@sally_y0720