中国GPに出場した角田裕毅【写真:Getty Images】

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スポーツ・チャンネル「DAZN」の番組に出演

 自動車レースのF1で現在唯一の日本人ドライバーである角田裕毅(RB)が、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」の番組に出演。21日の中国グランプリ決勝で起こったケビン・マグヌッセン(ハース)との接触について「そこで頑張ってオーバーテイクしようとするのがあまり意味が分からない」「このレベルではしてほしくないぶつかり方」などと率直なコメントを連発した。

 唖然とする接触だった。豪州GP、日本GPと2戦連続の入賞を果たし波に乗る角田は、最後列19番グリッドのスタートから粘り強く追い上げた。22周目にボッタス(キック・ザウバー)のマシントラブルの影響でセーフティーカーが入り、再スタートの時点では13番手まで順位を上げていた。しかし、再スタートでマシンが密集した際に、マグヌッセンに右後輪をヒットされスピン。“もらい事故”のような接触でマシンがダメージを負い、そのままリタイアした。

 DAZNの番組「Wednesday F1Time」の第9回にリモート出演した角田は、マグヌッセンのオンボード映像を見ながらこの接触を振り返った。「マグヌッセンはたぶん僕より古いタイヤなので、まずそこで頑張ってオーバーテイクしようとするのがあまり意味が分からない」とバッサリ。映像からもマグヌッセンが角田に寄せて圧力をかけに来ていることが分かるが、「無駄なプレッシャー」と切り捨てた。

 続けて「無駄なプレッシャーによって当たっちゃった、というドライバーの中であるあると言えばあるある」なこととしつつ、「このレベルではしてほしくないようなぶつかり方ですね」と苦言を呈した。歯に衣着せぬコメントの連発に、出演者も思わず笑ってしまったほど。貴重な本人解説は25日に公開されたばかり。フル映像はDAZNで独占配信中だ。

(THE ANSWER編集部)