60代、「重い服」はもういらない。服を手放して軽やかに暮らすコツ4つ:3月に読みたい記事
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60代からの心地いい暮らしのヒント。今回は、服の整理の方法や手放し方をお送りします。YouTubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」が人気のライフさんの実体験を伺いました。
記事の初出は2023年3月。内容は執筆時の状況です。
関東地方に住む62歳の専業主婦、ライフさん。服を捨てる方法や捨てたことで得たメリットを教えていただきました。
1:引き出しの中の服を「全部出し」してから整理する
ファッション好きな人ほど、気がつくとタンスいっぱいに服を溜めてしまいがち。
ライフさんも、引き出しに服をぎゅうぎゅうに詰めてしまっているときがあったそうです。引き出しをあけると、「まるでびっくり箱のように、ボンっと中身があふれてしまうこともあった」と言います。
「引き出しの中身が多い人には、一度、中のものを全部取り出してから整理を始めることをおすすめします」とライフさん。
「自分も覚えていないような服がないかを確認する作業が大切なんです」
面倒ですが、そのひと手間でタンスの中身を片づけやすくなるとのこと。
全部出しすることで、後戻りできない「整理しなきゃいけない状況」にするのも、整理のコツです。
2:「重い服」を捨てたら、軽やかに活動できるようになった
ライフさんは還暦を過ぎた頃から、衣類や小物の重さが気になるようになったと言います。
思いきって重くて厚みがあるコートを手放し、軽いものにチェンジ。すると、長時間のお出かけがラクになり、満足度が上がったそうです。
「最初は、軽くて薄いダウンジャケットでは寒さは乗りきれないのでは? と不安がありました。しかし実際着てみると、想像よりも暖かいんですね。今ではすっかりお気に入りです」とライフさん。
薄手のアイテムを重ね着することで、少ないアイテムで暖かく過ごせます。
ライフさんがこれらの経験をYouTubeチャンネルでお話をしたところ、視聴者のみなさんからたくさんの共感の声が寄せられたそうです。
ほかにも重い肩掛けのバッグは娘さんに譲り、軽く両手が自由になるリュックタイプに変更したところ、とても活動しやすくなりました。
3:「高価でもったいない服」は、着ていく場面があるかを確認。手放すきっかけに
高価な服を捨てるのは、だれもが躊躇してしまうもの。そういうときライフさんは「その服に出番があるかどうか」で判断するそうです。
ライフさんは、ほかの衣服よりも値段が張るスーツを数着持っていました。年齢を考えると、少し丈が短くなっているのは気になっていたものの、値段のことを考えるとなかなか手放せないでいました。
しかしある日、「そもそもスーツを着る機会は、もうあまりない」と気づきました。
専業主婦であるライフさんは、以前は子どもの式典や行事にスーツを着ることが多かったそうです。しかし子どもが巣立った今、スーツを着る機会は激減。結局スーツは1着あればたりると考え、残りはすべて処分しました。
スーツ以外にも、捨てられない服ほど「着ていく場面があるか」を考えてみます。その結果で手放すかどうかを判断すると、後悔がなくなるそうです。
4:服が減れば、「衣替え」がなくなる。朝も時短に
衣替えといえば、メインのタンスや引き出しの中身を、その季節に応じた服に入れ替える作業。しかし、「服の全体量が少ないと、そもそも衣替えの作業がなくなる」とライフさんは言います。
すべての服がメインのタンスに入っているため、年に2回の面倒な衣替えは必要ありません。季節ごとに服を入れ替える必要がなく、衣替えという大きな家事がなくなるというのは、かなり気分がラクになります。
これからは季節の変わり目に、季節をまたいだアイテムを使ったレイヤードコーデも楽しめそう。
服を減らすメリットは衣替えだけではありません。着ない服を手放したことでクローゼットに余裕ができ、お気に入りの服ばかりに。着替えるときに服を選びやすくなりました。朝の時短になります。
ライフさんの服の整理のコツや手放し方を、参考にしてみてくださいね。