クラモフスキー監督が評したアタッカーは? 写真:サッカーダイジェスト

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 セレッソ大阪とのリーグ開幕戦で全2ゴールを決めた荒木遼太郎が、続く広島戦でも貴重な同点ゴール。今季ここまでFC東京の全得点を挙げている技巧派アタッカーは、鹿島アントラーズで本領を発揮できなかった昨季の鬱憤を晴らしているような印象だ。

 FC東京のピーター・クラモフスキー監督はそんな荒木を次のように評する。

「選手としてすごく良い質を備えています。ボールを持った時のスキル、スペースを見つけるセンス、そこで受けて攻撃を展開できる技術があり、ゴール前でそれらを発揮できます。運動量もあって、ハートの強さもあって、チームメイトのために全力を尽くしてくれています。見ていて本当にワクワクする選手です」

 「見ていてワクワク」したのが、広島戦でのゴールだろう。足裏を使ったフェイントでDFをずらし、そのままシュートを蹴り込む。狭いスペースの中で落ち着いてボールをコントロールし、右足でゴールネットを揺らした一連の動きは荒木の魅力が凝縮したプレーと言えるだろう。
 
 また指揮官は荒木の特長について、こうもコメントしている。

「ボールをどう動かすか、ゲームをどう動かすか。そういう賢さもあります。決定的な仕事もできますが、もっともっとやってほしいです」

 FC東京のトップ下で躍動中の荒木。今後も華麗なゴールショーを見せてくれることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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