中盤を制圧したリヴァプール遠藤航に現地メディアも高評価 カラバオ制覇に貢献したMFに「走ることと戦うことを決してやめなかった」
カラバオカップ決勝でチェルシーと対戦したリヴァプール。多くの主力選手が怪我でいない状況の中、日本代表MF遠藤航はこの試合もスタメンに名を連ねた。
両者譲らない試合はスコアレスのまま90分が終了し、延長戦へ。そして118分、ついに試合が動く。DFコスタス・ツィミカスのCKをキャプテンのDFフィルジル・ファン・ダイクがヘディングで合わせ、ネットを揺らす。1回目のヘディングゴールはVARの結果取り消されてしまったが、頼れる男がついに均衡を破った。このゴールが決勝点となり、リヴァプールが1-0で勝利を果たし、カラバオカップのタイトルを手にした。
「中盤でのアグレッシブなプレイで序盤の流れを作り、前半のパルマーのビッグチャンスの後にジャクソンをブロックしたのは極めて重要だった。リヴァプールがシュツットガルトに支払った1620万ポンドは、最も抜け目のないビジネスだった。走ることと戦うことを決してやめなかった」
データサイト『Opta』によると、遠藤はこの試合12回のデュエル勝利を記録し、これは両チーム最多となったようだ。チェルシーのMFモイセス・カイセド、MFエンソ・フェルナンデス相手に中盤を制圧する活躍を見せた遠藤。
120分起用されたことからも指揮官ユルゲン・クロップの遠藤への信頼度の高さがわかる。今やリヴァプールに欠かせない存在となった遠藤はチームにタイトルをもたらす活躍をこの試合でも見せた。