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●『ラーメン魁力屋』の新作「野菜たっぷり塩タンメン」を食べてみた

「特製醤油ラーメン」を始めとする美味しい町中華メニューが世代を問わず大人気を博している『ラーメン魁力屋』では、ただ今期間限定にて「野菜たっぷり塩タンメン」を提供しています。

メニュー

 昆布やかつおなど魚介の旨みを詰め込んだ塩系スープに、生姜とお店自慢の背脂をブレンド。さらに1/2日分の量が摂取できるボリューム感MAXの野菜とたっぷりのバラチャーシューをトッピングした、美味しさと抜群の食べ応えを備えた一杯となっております。

 寒い時期になると不思議と恋しくなるタンメンですが、『魁力屋』流に仕上げられた今回のタンメンは果たしてどんなテイストになっているのか。実食にてその実力を存分に確かめてみたいと思います!

『魁力屋』流のタンメン「野菜たっぷり塩タンメン」

今回は「並」935円をオーダー。「大」1067円(価格は全て税込)もあります

 タッチパネルでオーダーを済ませ、待つこと約6分でラーメンが運ばれてきました。塩系らしい優しい香りを感じつつ、まずは気になるスープからチェックしてみます。

透き通ったスープに背脂が浮かびます。すっきりしながら力強い味わいです

 たっぷりの背脂が浮かんだクリアなスープをレンゲでゴクリ。脂感はほとんどなく、出汁のコクとまろやかな塩味、それでいてしっかりとした旨みが口の中に広がります。魚介や生姜の風味は感じ取れませんが、すっきりした後味は間違いなく生姜のおかげ。尖った塩の味わいがないのも非常にいい感じです。

野菜は食べ応え抜群。スープと相性バッチリです!

 次は野菜。カットされたキャベツとにんじん、もやしがたっぷりと盛られ、さらにコーンが数粒と刻み青ねぎが乗せられています。こちらもレンゲで取って一口。これはスープと合っています。コクと旨みが野菜の甘味を引き出して「スープで野菜を食べる」という表現がしっくり来るほどの味わいです。

薄切りの豚バラが5枚。赤身に煮ダレの味がしっかり染みてます

 この流れで豚バラチャーシューも合わせてチェック。全部で5枚乗っていて、薄切り仕様です。味は、脂身の部分はスープの熱でとろとろになり、赤身の部分は柔らかくほどけると同時に醤油系煮ダレの強い味わいが来ました。なるほど、単に肉具材としてではなく、味わいにアクセントを加える役割も担っています。こちらもなかなかの美味です。

麺は細麺ストレート。スープにちょっと負けてる印象

 最後は麺。野菜をかき分けて箸でリフトすると、ゆったりとウェーブがかかった細麺が顔を出しました。スープをほどよく纏い、歯切れがよいプツっとした食感です。美味しい、美味しいんだけど…スープの力強さに負けてる気がしました。もうちょっと麺が太ければ、よりスープと合うのではと感じました。

 先に麺を平らげ、残った野菜をスープと一緒にバクバク。さらにテーブルの青ネギ(取り放題)を足しながらさら食べ進め、完食です。ごちそうさま!

まとめ

 実食を終えて一番強く感じたのは、スープと野菜の相性がビックリするほど抜群だったこと。最後まで前面には出てこなかった魚介と生姜が旨みとコク、さっぱりとした味わいの中にどんと筋の通った美味しさを作り、野菜の味わいをぐぐっと引き上げてくれました。

 そして惜しかったのが麺。恐らくはメインメニューの「特製醤油ラーメン」と同じ麺を使っているものと思われますが、塩系スープだと物足りなさを感じる結果となりました。柔さ具合はそのままに、気持ち太めの麺で食べて見たかったかなというのが正直な感想です。

 その辺を踏まえても、及第点をぴょーんと軽々超えていく美味しさと食べ応えを備えていた「野菜たっぷり塩タンメン」。お店に寄られた際はぜひオーダーして、充実かつヘルシーな満腹タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

野菜たっぷり塩タンメン

期間:2024年1月10日(水)~ ※なくなり次第販売終了
販売:一部店舗を除く『ラーメン魁力屋』全店舗(遠州豊田PA上り線店、イオンモール沖縄ライカム店、北谷店での販売はなし)
https://www.kairikiya.co.jp/