9つのサービスを表彰!『Ruby biz Grand prix 2023』表彰式を開催
Ruby biz グランプリ実行委員会は2023年11月8日(水)、『Ruby biz Grand prix 2023』の表彰式を、島根県の松江テルサにて開催した。
「Ruby biz Grand prix」は、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するビジネスコンテスト。第9回目の開催となる『Ruby biz Grand prix 2023』では、暮らしやビジネスをより豊かにするための様々なサービス・商品、計29事例のなかから、事業の新規性、優位性、成長性、将来性などを総合評価し選ばれた、大賞2点と特別賞3点、ソーシャルインパクト賞4点を表彰した。
式では最初に主催者を代表して実行委員会 委員長 井上 浩氏より、「今年は第9回目となりまして、29サービスにエントリーいただきました。コロナが明けて松江で開催されるようになり、引き続き多くのエントリーをいただき、 まだまだRubyが可能性を秘めている表れではないかと感じており主催者一同非常に喜んでいます」との挨拶があり、『Ruby biz Grand prix 2023』の概要説明や実行委員会委員の紹介があった。
開催の様子を収めた動画を公式YouTubeアカウントに投稿しているので、下記、QRコードより確認のこと。
■受賞企業について
メインイベントとなる表彰式では、審査委員長のまつもとゆきひろ氏を始めとするプレゼンターから、表彰状やトロフィ等の授与が行われた。グランプリにあたる大賞には「株式会社ウーオ」「ピクシブ株式会社」 、特別賞には「ウィルポート株式会社」、「株式会社KabuK Style」、「レンティオ株式会社」、そしてソーシャルインパクト賞には「株式会社ヴァル研究所」、「株式会社タイミー」、「ファインディ株式会社」、「Yoom株式会社」がそれぞれ選出された。
表彰式の後、大賞と特別賞の受賞者には、受賞事例のプレゼンテーションを行った。プレゼンテーションでは、サービスの紹介に加え、Rubyを活用した理由や優位性などの話があった。式の最後には、「Ruby」開発者であり審査員長を務めるまつもとゆきひろ氏が、第9回目となった本グランプリに対する想いと各賞の選考理由についての話があり、「受賞した9社はRubyを使った素晴らしいサービスを提供してくださっているので本当に感謝しています。Rubyが未来をつくり、社会を良くしていくのを、Rubyを創造したものとしていつまでも見届けたいと思っています」とのコメントをもらい、Rubyのもたらす革新性とRubyを活用したビジネスの発展性や将来性を改めて感じられる機会となった。
■主催者代表挨拶(実行委員会 委員長 井上 浩氏)
「今年は第9回目となり、29サービスにエントリーいただきました。コロナが明けて松江で開催されるようになり、引き続き多くのエントリーをいただいたので、主催者一同非常に喜んでおり、胸を撫で下ろしている状況で、まだまだRubyの可能性を秘めている表れではないかと感じております。今回の審査にあたって審査員の皆さんは大変ご苦労されたという風に思っています。皆さんとさらなるRubyの広がりを一緒に体感したいと思います。」
■ソーシャルインパクト賞表彰
株式会社ヴァル研究所より山崎 恭史様、株式会社タイミーより亀田 彗様、ファインディ株式会社より浜田 直人様、 Yoom株式会社より石井 淳史様が表彰され、受賞された喜びと感想を述べた。
株式会社ヴァル研究所 【駅すぱあとWebサービス】 山崎 恭史氏
「「駅すぱあとWebサービス」は、「駅すぱあと」が持つ経路探索機能や公共交通機関データを実装でき、多くの法人向けサービスや基幹システム、乗換案内サービスに採用されている信頼性の高いAPIです。公共交通に特化した充実のAPIとサポート環境で開発運用コストを削減します。「駅すぱあと」がWEBAPIとしてローンチして今年2023年で14年目。これからもRubyとともにビジネスを成長させ、これまで以上にユーザーに寄り添った公共交通案内を提供していきます。」
株式会社タイミー 【Timee】 亀田 彗氏
「「Timee」は、働きたい仕事を選ぶだけで、履歴書・⾯接なしですぐに働くことができ、勤務後すぐにお⾦を受け取ることができるサービスです。事業者にとっては、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあった働き⼿が⾃動的にマッチングします。スタートアップして間もないサービスですが、すでに全国さまざまな人たちに愛され、利用されるサービスへと成長してきました。空いた時間にすぐ働けるというサービスで、この島根県でも2万人を超える人たちに利用していただいています。」
ファインディ株式会社 【Findy Team+】 浜田 直人氏
「「Findy Team+(チームプラス)」は、GitHubやGitLab、Jiraなどエンジニア向けツールから取得した情報を自動で解析し、エンジニア組織における開発生産性を可視化・向上をサポートする、国内初のサービスです。Four Keys や開発リードタイム、レビュー状況を可視化し、エンジニア組織のパフォーマンス向上へとつなげています。今回は、大賞を狙っていたので、少し悔しいんですが(笑)、エンジニアに寄り添ったサービスをこれからも続けて展開していきたいと思っています。ソーシャルインパクト賞というスタイリッシュな賞をいただき、ありがとうございます。」
Yoom株式会社 【Yoom】 石井 淳史氏
「「Yoom」は様々なSaaSやAIを組み合わせた独自の業務ツールを作成し、業務を自動化・効率化することができるノーコードツールです。システムやAPIの知識は不要で、誰もが自分の業務の自動化・効率化をカンタンに実現できます。フロントオフィスからバックオフィスまで、様々な部門で業務を自動化できるこのツールで、日本社会がいま直面している人材不足や長時間労働といった課題に寄り添って事業を運営しています。今後もRubyとともに事業を大きく成長させ、大賞に選ばれるよう、尽力します。」
■特別賞表彰、受賞者プレゼンテーション
ウィルポート株式会社より秋山 亮介氏、株式会社KabuK Styleより勢田 圭剛氏、レンティオ株式会社より紀見 岳雄氏が表彰され、代表してコメントを述べた。また受賞事例のプレゼンテーションも行った。
ウィルポート株式会社 【 オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム 】 秋山 亮介氏
「ウィルポートは、配送システムをITで一元管理する独自のオープン型ラストワンマイルプラットフォーム(OLP)を開発しました。課題が集中するラストワンマイルシーンをDXで最適化することによって荷主とドライバーのネットワーク環境を改善いたします。今後確実に起こるであろう「物流クライシス」の環境下にあっても、『Polaris Navi』を通じてサスティナブルな物流環境を提供します。」
株式会社KabuK Style 【旅のサブスクⓇ HafH(ハフ)】 勢田 圭剛氏
「「HafH(ハフ:Home away from Home)」は、毎月定額で世界中の宿泊施設に滞在することができる旅のサブスク®サービスです。 2023年8月末現在、国内外30カ国、2,000以上の宿泊施設(ホテル・旅館・ゲストハウス・ホステルなど)の利用が可能です。KabuK Styleは「テクノロジーの力を使い、世界中の旅をより身近なものにリデザインする」というビジョンのもと、旅をもっと簡単に、より日常に、便利なものにするサービスとして、多様なニーズの進化に適応した次世代型サービスへのアップデートを推進し、サプライヤー、旅行者、エージェントの3者の課題解決を実現してまいります。」
レンティオ株式会社 【レンティオ】 紀見 岳雄氏
「レンティオ」は、買わずに試せる、家電のサブスク・レンタルサービスです。家電やカメラを中心とした3,500種類以上の製品を、必要な間だけ気軽にレンタルでき、試して気に入れば、返却せずにそのまま使用し続け購入することもできます。しかも全国往復送料無料。月間12万人以上が利用し、ユーザー評価は★4.7。短期間だけ使ってみたいカメラや、購入前にお試ししたいキッチン、掃除家電など幅広くお試しができるサービスです。」
■大賞表彰、受賞者プレゼンテーション
株式会社ウーオより土谷 太皓様、ピクシブ株式会社より道井 俊介氏が表彰され、代表してコメントを述べられました。また受賞事例のプレゼンテーションも行った。
株式会社ウーオ 【UUUO】 土谷 太皓氏
「「UUUO」は、水産物に特化したBtoB流通プラットフォームです。全国120港以上の産地から毎日新鮮な魚が出品されており、中央卸売市場の9割以上でUUUOを通じた仕入れが行われております。
「UUUO」では鮮魚をはじめとした水産物が全国100社以上から出品されます。買い手は現在400社以上あり、手間をかけずに仕入れが可能です。
「すべての町を、美味しい港町に。」をビジョンに掲げ、売り手と買い手を繋ぐことで需給の最適化を実現します。アナログな業務が多く残る水産流通領域のDXを推進いたします。」
【土谷 太皓氏コメント】
「「元々Rubyを利用していなかった開発メンバーもいる中で、ユーザーさんと一緒にサービスをつくっている会社ですので、開発メンバーはもちろん、一緒に成長させてくださっているユーザーさんにも感謝したいと思います。今回の賞はRubyを使ってUUUOを作るプロダクトチームをはじめ、事業を推進する会社の全メンバー、そして全国にいるUUUOユーザーのみなさまあってこそ得られた名誉だと思っています。今後もRubyを活用したサービス開発を進め、コミュニティの発展に寄与していきたいと考えております。」」
ピクシブ株式会社 【pixivおよびpixiv関連サービス】 道井 俊介氏
「ピクシブは「Accelerate creativity. 創作活動を、もっと楽しくする。」をミッションとして掲げ、2005年の創業以来、創作活動を支援するさまざまなプロダクトを生み出してきました。
イラスト・マンガ・小説作品の投稿プラットフォームpixiv は、「作品を介したコミュニケーション」にフォーカスしているクリエイターのためのSNSで、登録者数は9800万人を超えています。また、創作物の総合マーケットプレイス「BOOTH」、ファンコミュニティ「pixivFANBOX」、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」など16の事業を展開し、クリエイターを支援するさまざまなサービスを提供、世界中の人々の創作活動を応援しています。
さらに事業の拡大と共に、2018年時点では約200人だった社員数が、現在は業務委託、アルバイト含め600人近くまで増加しました。(2023年9月時点)かつては20代のエンジニアが多くを占めていましたが、現在はプロダクトマネージャーやマーケターをはじめとするビジネス職も増え、職種や年齢層の幅が広がりました。現在の社員の平均年齢は31歳で、育児や介護などライフスタイルの多様化も進んでいます。」
【道井 俊介氏コメント】
「多くのサービスをこれまで運営し続けられているのは、Rubyの持つパワーとRubyを取り巻いている開発者コミュニティとともに成長できたことが大きいと思っています。これからもRubyとともに成長できるように取り組んでいきます」
■審査委員長挨拶(まつもとゆきひろ氏)
「Ruby biz グランプリの全体の審査として、ビジネスとしてのユニークさ、社会への影響力、どれぐらいRubyを活用していらっしゃるか、それからコミュニティに対する貢献度というそれぞれの軸で評価させていただいております。今回の9社はRubyを使った素晴らしいサービスを提供してくださっているので本当に感謝しています。Rubyを使って世の中を良くするために様々なビジネスに果敢に挑戦してくださっていることを褒め称えたいと思います。Rubyが未来をつくり、社会を良くしていくのを、Rubyを創造したものとしていつまでも見届けたいと思っています」
■『Ruby biz Grand prix 2023』 表彰式の様子
■『Ruby biz Grand prix 2023』表彰式
名称:Ruby biz Grand prix 2023
日時:2023年11月8日(水)15:10〜16:40
会場:松江テルサ(島根県松江市朝日町478-18)
プログラム:主催者代表挨拶/表彰式/フォトセッション
【各受賞企業】
大賞:株式会社ウーオ、ピクシブ株式会社
特別賞:ウィルポート株式会社、株式会社KabuK Style、レンティオ株式会社
ソーシャルインパクト賞:株式会社ヴァル研究所、株式会社タイミー、ファインディ株式会社、Yoom株式会社
●審査選考委員 ※委員は50音順
委員長:まつもと ゆきひろ / 一般財団法人 Rubyアソシエーション 理事長
委員:笹田 耕一 / 一般財団法人 Rubyアソシエーション 理事
委員:寺田 雄一 / マジセミ株式会社 代表取締役社長
委員:中村 建助 / 株式会社日経BP 技術コンテンツユニット 編集委員
委員:森 正弥 / デロイト トーマツグループ 執行役員・パートナー
<Ruby biz Grand prixについて>
Ruby biz Grand prixは、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するグランプリ。企業はRubyを使った開発により、時代の変化に柔軟に対応し、企業・社会が抱える課題に対してスピーディーにアプローチすることができる。本グランプリを通して、Rubyがもたらす革新性を国内外に広く発信し、IT産業全体の振興に貢献する。
専用サイト:https://rubybiz.jp/
【過去の「大賞」受賞企業一覧】
2022年度:JUKI松江株式会社、株式会社Shippio
2021年度:株式会社HIKKY、株式会社ヤマップ
2020年度:株式会社tsumug、株式会社メディカルノート
2019年度:クックパッド株式会社、GMOぺパボ株式会社
2018年度:株式会社コークッキング、スタディプラス株式会社
2017年度:株式会社あしたのチーム、Wovn Technologies株式会社
2016年度:株式会社Misoca、ラクスル株式会社
2015年度:トレジャーデータ株式会社、株式会社ユビレジ
■「Ruby biz Grand prix」公式サイト
■ITライフハック
■ITライフハック X(旧Twitter)
■ITライフハック Facebook
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「Ruby biz Grand prix」は、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するビジネスコンテスト。第9回目の開催となる『Ruby biz Grand prix 2023』では、暮らしやビジネスをより豊かにするための様々なサービス・商品、計29事例のなかから、事業の新規性、優位性、成長性、将来性などを総合評価し選ばれた、大賞2点と特別賞3点、ソーシャルインパクト賞4点を表彰した。
開催の様子を収めた動画を公式YouTubeアカウントに投稿しているので、下記、QRコードより確認のこと。
■受賞企業について
メインイベントとなる表彰式では、審査委員長のまつもとゆきひろ氏を始めとするプレゼンターから、表彰状やトロフィ等の授与が行われた。グランプリにあたる大賞には「株式会社ウーオ」「ピクシブ株式会社」 、特別賞には「ウィルポート株式会社」、「株式会社KabuK Style」、「レンティオ株式会社」、そしてソーシャルインパクト賞には「株式会社ヴァル研究所」、「株式会社タイミー」、「ファインディ株式会社」、「Yoom株式会社」がそれぞれ選出された。
表彰式の後、大賞と特別賞の受賞者には、受賞事例のプレゼンテーションを行った。プレゼンテーションでは、サービスの紹介に加え、Rubyを活用した理由や優位性などの話があった。式の最後には、「Ruby」開発者であり審査員長を務めるまつもとゆきひろ氏が、第9回目となった本グランプリに対する想いと各賞の選考理由についての話があり、「受賞した9社はRubyを使った素晴らしいサービスを提供してくださっているので本当に感謝しています。Rubyが未来をつくり、社会を良くしていくのを、Rubyを創造したものとしていつまでも見届けたいと思っています」とのコメントをもらい、Rubyのもたらす革新性とRubyを活用したビジネスの発展性や将来性を改めて感じられる機会となった。
■主催者代表挨拶(実行委員会 委員長 井上 浩氏)
「今年は第9回目となり、29サービスにエントリーいただきました。コロナが明けて松江で開催されるようになり、引き続き多くのエントリーをいただいたので、主催者一同非常に喜んでおり、胸を撫で下ろしている状況で、まだまだRubyの可能性を秘めている表れではないかと感じております。今回の審査にあたって審査員の皆さんは大変ご苦労されたという風に思っています。皆さんとさらなるRubyの広がりを一緒に体感したいと思います。」
■ソーシャルインパクト賞表彰
株式会社ヴァル研究所より山崎 恭史様、株式会社タイミーより亀田 彗様、ファインディ株式会社より浜田 直人様、 Yoom株式会社より石井 淳史様が表彰され、受賞された喜びと感想を述べた。
株式会社ヴァル研究所 【駅すぱあとWebサービス】 山崎 恭史氏
「「駅すぱあとWebサービス」は、「駅すぱあと」が持つ経路探索機能や公共交通機関データを実装でき、多くの法人向けサービスや基幹システム、乗換案内サービスに採用されている信頼性の高いAPIです。公共交通に特化した充実のAPIとサポート環境で開発運用コストを削減します。「駅すぱあと」がWEBAPIとしてローンチして今年2023年で14年目。これからもRubyとともにビジネスを成長させ、これまで以上にユーザーに寄り添った公共交通案内を提供していきます。」
株式会社タイミー 【Timee】 亀田 彗氏
「「Timee」は、働きたい仕事を選ぶだけで、履歴書・⾯接なしですぐに働くことができ、勤務後すぐにお⾦を受け取ることができるサービスです。事業者にとっては、来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあった働き⼿が⾃動的にマッチングします。スタートアップして間もないサービスですが、すでに全国さまざまな人たちに愛され、利用されるサービスへと成長してきました。空いた時間にすぐ働けるというサービスで、この島根県でも2万人を超える人たちに利用していただいています。」
ファインディ株式会社 【Findy Team+】 浜田 直人氏
「「Findy Team+(チームプラス)」は、GitHubやGitLab、Jiraなどエンジニア向けツールから取得した情報を自動で解析し、エンジニア組織における開発生産性を可視化・向上をサポートする、国内初のサービスです。Four Keys や開発リードタイム、レビュー状況を可視化し、エンジニア組織のパフォーマンス向上へとつなげています。今回は、大賞を狙っていたので、少し悔しいんですが(笑)、エンジニアに寄り添ったサービスをこれからも続けて展開していきたいと思っています。ソーシャルインパクト賞というスタイリッシュな賞をいただき、ありがとうございます。」
Yoom株式会社 【Yoom】 石井 淳史氏
「「Yoom」は様々なSaaSやAIを組み合わせた独自の業務ツールを作成し、業務を自動化・効率化することができるノーコードツールです。システムやAPIの知識は不要で、誰もが自分の業務の自動化・効率化をカンタンに実現できます。フロントオフィスからバックオフィスまで、様々な部門で業務を自動化できるこのツールで、日本社会がいま直面している人材不足や長時間労働といった課題に寄り添って事業を運営しています。今後もRubyとともに事業を大きく成長させ、大賞に選ばれるよう、尽力します。」
■特別賞表彰、受賞者プレゼンテーション
ウィルポート株式会社より秋山 亮介氏、株式会社KabuK Styleより勢田 圭剛氏、レンティオ株式会社より紀見 岳雄氏が表彰され、代表してコメントを述べた。また受賞事例のプレゼンテーションも行った。
ウィルポート株式会社 【 オープン型ラストワンマイル配送プラットフォーム 】 秋山 亮介氏
「ウィルポートは、配送システムをITで一元管理する独自のオープン型ラストワンマイルプラットフォーム(OLP)を開発しました。課題が集中するラストワンマイルシーンをDXで最適化することによって荷主とドライバーのネットワーク環境を改善いたします。今後確実に起こるであろう「物流クライシス」の環境下にあっても、『Polaris Navi』を通じてサスティナブルな物流環境を提供します。」
株式会社KabuK Style 【旅のサブスクⓇ HafH(ハフ)】 勢田 圭剛氏
「「HafH(ハフ:Home away from Home)」は、毎月定額で世界中の宿泊施設に滞在することができる旅のサブスク®サービスです。 2023年8月末現在、国内外30カ国、2,000以上の宿泊施設(ホテル・旅館・ゲストハウス・ホステルなど)の利用が可能です。KabuK Styleは「テクノロジーの力を使い、世界中の旅をより身近なものにリデザインする」というビジョンのもと、旅をもっと簡単に、より日常に、便利なものにするサービスとして、多様なニーズの進化に適応した次世代型サービスへのアップデートを推進し、サプライヤー、旅行者、エージェントの3者の課題解決を実現してまいります。」
レンティオ株式会社 【レンティオ】 紀見 岳雄氏
「レンティオ」は、買わずに試せる、家電のサブスク・レンタルサービスです。家電やカメラを中心とした3,500種類以上の製品を、必要な間だけ気軽にレンタルでき、試して気に入れば、返却せずにそのまま使用し続け購入することもできます。しかも全国往復送料無料。月間12万人以上が利用し、ユーザー評価は★4.7。短期間だけ使ってみたいカメラや、購入前にお試ししたいキッチン、掃除家電など幅広くお試しができるサービスです。」
■大賞表彰、受賞者プレゼンテーション
株式会社ウーオより土谷 太皓様、ピクシブ株式会社より道井 俊介氏が表彰され、代表してコメントを述べられました。また受賞事例のプレゼンテーションも行った。
株式会社ウーオ 【UUUO】 土谷 太皓氏
「「UUUO」は、水産物に特化したBtoB流通プラットフォームです。全国120港以上の産地から毎日新鮮な魚が出品されており、中央卸売市場の9割以上でUUUOを通じた仕入れが行われております。
「UUUO」では鮮魚をはじめとした水産物が全国100社以上から出品されます。買い手は現在400社以上あり、手間をかけずに仕入れが可能です。
「すべての町を、美味しい港町に。」をビジョンに掲げ、売り手と買い手を繋ぐことで需給の最適化を実現します。アナログな業務が多く残る水産流通領域のDXを推進いたします。」
【土谷 太皓氏コメント】
「「元々Rubyを利用していなかった開発メンバーもいる中で、ユーザーさんと一緒にサービスをつくっている会社ですので、開発メンバーはもちろん、一緒に成長させてくださっているユーザーさんにも感謝したいと思います。今回の賞はRubyを使ってUUUOを作るプロダクトチームをはじめ、事業を推進する会社の全メンバー、そして全国にいるUUUOユーザーのみなさまあってこそ得られた名誉だと思っています。今後もRubyを活用したサービス開発を進め、コミュニティの発展に寄与していきたいと考えております。」」
ピクシブ株式会社 【pixivおよびpixiv関連サービス】 道井 俊介氏
「ピクシブは「Accelerate creativity. 創作活動を、もっと楽しくする。」をミッションとして掲げ、2005年の創業以来、創作活動を支援するさまざまなプロダクトを生み出してきました。
イラスト・マンガ・小説作品の投稿プラットフォームpixiv は、「作品を介したコミュニケーション」にフォーカスしているクリエイターのためのSNSで、登録者数は9800万人を超えています。また、創作物の総合マーケットプレイス「BOOTH」、ファンコミュニティ「pixivFANBOX」、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」など16の事業を展開し、クリエイターを支援するさまざまなサービスを提供、世界中の人々の創作活動を応援しています。
さらに事業の拡大と共に、2018年時点では約200人だった社員数が、現在は業務委託、アルバイト含め600人近くまで増加しました。(2023年9月時点)かつては20代のエンジニアが多くを占めていましたが、現在はプロダクトマネージャーやマーケターをはじめとするビジネス職も増え、職種や年齢層の幅が広がりました。現在の社員の平均年齢は31歳で、育児や介護などライフスタイルの多様化も進んでいます。」
【道井 俊介氏コメント】
「多くのサービスをこれまで運営し続けられているのは、Rubyの持つパワーとRubyを取り巻いている開発者コミュニティとともに成長できたことが大きいと思っています。これからもRubyとともに成長できるように取り組んでいきます」
■審査委員長挨拶(まつもとゆきひろ氏)
「Ruby biz グランプリの全体の審査として、ビジネスとしてのユニークさ、社会への影響力、どれぐらいRubyを活用していらっしゃるか、それからコミュニティに対する貢献度というそれぞれの軸で評価させていただいております。今回の9社はRubyを使った素晴らしいサービスを提供してくださっているので本当に感謝しています。Rubyを使って世の中を良くするために様々なビジネスに果敢に挑戦してくださっていることを褒め称えたいと思います。Rubyが未来をつくり、社会を良くしていくのを、Rubyを創造したものとしていつまでも見届けたいと思っています」
■『Ruby biz Grand prix 2023』 表彰式の様子
■『Ruby biz Grand prix 2023』表彰式
名称:Ruby biz Grand prix 2023
日時:2023年11月8日(水)15:10〜16:40
会場:松江テルサ(島根県松江市朝日町478-18)
プログラム:主催者代表挨拶/表彰式/フォトセッション
【各受賞企業】
大賞:株式会社ウーオ、ピクシブ株式会社
特別賞:ウィルポート株式会社、株式会社KabuK Style、レンティオ株式会社
ソーシャルインパクト賞:株式会社ヴァル研究所、株式会社タイミー、ファインディ株式会社、Yoom株式会社
●審査選考委員 ※委員は50音順
委員長:まつもと ゆきひろ / 一般財団法人 Rubyアソシエーション 理事長
委員:笹田 耕一 / 一般財団法人 Rubyアソシエーション 理事
委員:寺田 雄一 / マジセミ株式会社 代表取締役社長
委員:中村 建助 / 株式会社日経BP 技術コンテンツユニット 編集委員
委員:森 正弥 / デロイト トーマツグループ 執行役員・パートナー
<Ruby biz Grand prixについて>
Ruby biz Grand prixは、プログラム言語「Ruby」を活用して、ビジネスの領域で新たな価値を創造し、今後の発展が期待できるサービスや商品を表彰するグランプリ。企業はRubyを使った開発により、時代の変化に柔軟に対応し、企業・社会が抱える課題に対してスピーディーにアプローチすることができる。本グランプリを通して、Rubyがもたらす革新性を国内外に広く発信し、IT産業全体の振興に貢献する。
専用サイト:https://rubybiz.jp/
【過去の「大賞」受賞企業一覧】
2022年度:JUKI松江株式会社、株式会社Shippio
2021年度:株式会社HIKKY、株式会社ヤマップ
2020年度:株式会社tsumug、株式会社メディカルノート
2019年度:クックパッド株式会社、GMOぺパボ株式会社
2018年度:株式会社コークッキング、スタディプラス株式会社
2017年度:株式会社あしたのチーム、Wovn Technologies株式会社
2016年度:株式会社Misoca、ラクスル株式会社
2015年度:トレジャーデータ株式会社、株式会社ユビレジ
■「Ruby biz Grand prix」公式サイト
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