有馬記念1週前追い切りをおこなったジャスティンパレス(写真左、撮影:井内利彰)

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 12月24日に中山競馬場、芝2500mで行われる有馬記念。先週発表されたファン投票の最終結果では29万票を超えて3位になったジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎)が、今朝13日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

 横山武史騎手が跨がり、1回目のハローが終了した時間帯のCWへ入場。西村淳也騎手が跨るマチカゼが先行して、それを2馬身くらい後ろから追いかける形。向正面は15秒を切る、速めのラップだったが、楽々と追走していき、3コーナーでマチカゼの外、大外を通っていく。

 4コーナーから最後の直線に向くところでも手応えは楽なままで、外を回ったからといって前と離れそうにない勢い。ラスト1F標識を迎える手前でマチカゼを追い抜くと、最後は相手を突き放しての先着だった。

 時計は6F80.3~5F65.9~4F51.8~3F37.3~2F23.4~1F11.8秒。先週に引き続き、道中がきれいな加速ラップを踏めていない点は気掛かりだが、見た目の動きとしてはゆとりがあって、全く問題ない。昨年は7着に敗れたレースだが、GIホースとして箔が付いた今年はどんな結果を出してくれるだろうか。

(取材・文:井内利彰)