我が国の経済成長への寄与を目指す!「日本不動産クラウドファンディング協会」を設立

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LAETOLI株式会社および株式会社シーラテクノロジーズは、発起人および共同代表として、日本の不動産クラウドファンディング市場をリードする多数の事業者で構成される、「日本不動産クラウドファンディング協会」を設立した。協会設立に伴い、2023年11月29日(水)に「日本不動産クラウドファンディング協会」設立総会を開催した。

■協会の設立背景
超低金利時代である昨今、「貯蓄から投資」への舵取りが重要になる中、新しい投資スタイルとして注目されている不動産クラウドファンディングは、2017年の不動産特定共同事業法(FTK法)改正以降、国土交通省が主導する国策として、市場規模、参入事業者ともに増加している。
(2022年度の出資募集額は604.3億円(前年比2.61倍)、案件数が419件(前年比1.85倍))
※参照元:国土交通省「不動産特定共同事業(FTK)の利活用促進ハンドブック」

不動産クラウドファンディングは、特にテクノロジーとの親和性が高く、市場動向は刻一刻と変化をするため、民間側が率先してルールのアップデートや倫理的な問題へ取り組むことが重要だ。具合的には、新規参入事業者が増えているものの事業者の質が十分に担保されていないため、事業者と投資家の間でのトラブルなど、業界全体のイメージを損なう事象が発生している。

一方で、不動産クラウドファンディングは地域の課題解決に貢献できる可能性がある。空き家や遊休不動産の有効活用、地方都市での混合型施設の開発などが挙げられ、国と業界全体は、好循環を生む制度設計のために協力し、連携を強化する必要がある。また、金融教育を通じて貯蓄から投資への移行を促進することも、不動産クラウドファンディングの役割として期待されている。

こうした状況を踏まえ、LAETOLI株式会社および株式会社シーラテクノロジーズは、発起人および共同代表として、「日本不動産クラウドファンディング協会」を設立した。

■政策決定者と事業者をつなぐ橋渡し役として機能する
日本不動産クラウドファンディング協会は、不動産クラウドファンディング市場をリードする多数の事業者で構成されている。業界を取り巻く課題を吸い上げ、政策として建議・意見具申を行うことで、政策決定者と事業者をつなぐ橋渡し役として機能する。

設立総会では、同協会が目指す「未来に向けた3本の柱」が明らかとなった。

1. 地域活性化への貢献
・不動産クラウドファンディングによって、空き家や遊休不動産の活用といった地域課題の解決を図る
・当協会が自治体との様々な連携を促進することで、FTK×地域活性化の好循環を創出する

2. 自主規制ルールの策定
・市場拡大に伴い、投資家保護、市場の健全な発展のため、自主規制ルールを策定する
・既存の事業者はもちろん、新規事業者にとっても安心して参入できる土台を築く

3. 貯蓄から投資の機運醸成
・人生100年時代に向け、少額小口運用が可能な不動産クラウドファンディングを適切に浸透させる   ことで、資産形成の推進に寄与する
・金融教育の教材の一つとして、入り口として、国民全体の金融リテラシー向上に寄与する

■設立総会の様子
設立総会では、ご来賓である国会議員の皆様や、内閣府、国土交通省、金融庁の関係者も出席し、華々しく発足を迎えた。冒頭、前官房副長官 自由民主党幹事長代理衆議院議員 木原誠二氏、元内閣府大臣政務官・衆議院議員 宮路拓馬氏、その他出席した多くの国会議員からお祝いの挨拶と期待の言葉をいただいた。

出席した国会議員
衆議院議員 上野賢一郎 氏、衆議院議員 越智隆雄 氏、衆議院議員 神田潤一 氏
衆議院議員 木原誠二 氏、衆議院議員 塩崎彰久 氏、衆議院議員 本田太郎 氏