川崎Fがジョホール撃破でACL5連勝! グループステージ首位通過を決める

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 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第5節が28日に行われ、川崎フロンターレ(日本)はホームでマレーシアのジョホール・ダルル・タクジム(JDT)を迎え撃った。

 4連勝を収めている川崎Fは現在、グループ首位を快走中。一方のJDTはここまで2勝2敗の勝ち点「6」でグループ3位につけている。試合は序盤からホームの川崎Fがボールを保持し、押し込む展開に。すると、試合開始早々の8分、均衡が破れる。右サイドの山根視来とのワンツーで相手の守備網を突破した大南拓磨が、ペナルティエリア右からゴール前に低いクロスを供給。このクロスがファーサイドに流れると、フリーの家長昭博がワンタッチで流し込み、先制に成功した。

 1点を追うこととなったジョホールは39分、ベルクソンがヘベルチとのワンツーから前を向き、相手陣中央から左足で強烈なミドルシュートを放つ。しかし、このシュートは相手GKのファインセーブに遭い、得点とはならなかった。

 対する川崎Fはその6分後、家長が右サイドの相手陣深くからクロスを上げると、このクロスに反応したレアンドロ・ダミアンがゴール前でヘディングシュートを放つ。しかし、このシュートはクロスバーに阻まれた。前半はこのまま終了し、川崎Fが1点リードで試合を折り返した。

 迎えた後半、開始早々の50分に川崎Fが追加点を奪う。右サイドで家長がふわりとした浮き球を右足で送ると、このボールにゴール前でフリーとなっていたレアンドロ・ダミアンが反応し、右足でボレーシュートを放つ。ボールは左右のポストに当たってゴールネットを揺らした。

 続けてその10分後、脇坂泰斗が右サイドにボールを展開すると、山根が右サイドの相手陣中央からクロスを送る。このクロスに後方から走り込んできたマルシーニョがダイビングヘッドで合わせ、リードを3点に広げた。

 川崎Fの勢いは止まらない。69分、右サイドで細かいパスワークが展開すると、最終的には遠野大弥が前を向いてクロスを供給。このクロスに中央で待っていた小林悠がヘディングで合わせ、一度は相手GKにセーブされるも、こぼれ球にジャンピングボレーで反応し、ボールをゴールへと押し込んだ。

 続けて88分、右サイドでボールを持ったジョアン・シミッチがゴール前を目掛けて斜めのグラウンダーパスを差し込むと、ペナルティエリア内で反応した宮代大聖がかかとで落とす。呼応するように動き出していた山根がペナルティアーク内からダイレクトでシュートを放つと、これがゴール右に突き刺さり、リードを5点に広げた。

 試合はこのまま終了し、ACL5連勝を飾った川崎Fがグループステージ首位通過を決めた。次節は12月12日に行われ、アウェイで蔚山現代と激突する。

【スコア】
川崎フロンターレ 5−0 ジョホール・ダルル・タクジム

【得点者】
1−0 8分 家長昭博(川崎F)
2−0 50分 レアンドロ・ダミアン(川崎F)
3−0 60分 マルシーニョ(川崎F)
4−0 69分 小林悠(川崎F)
5−0 88分 山根視来(川崎F)

記事中の選手名表記に一部誤りがございましたので、訂正いたしました(29日9時38分)。