シティのエンブレムをステージに持ち込み、パフォーマンスを披露するギャラガー氏 photo/Getty Images

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マンチェスター・シティの熱狂的なファンである元オアシスのノエル・ギャラガー氏と、インテルファンの火花を散らす戦いは今後もしばらく続くか。

ことの発端は、シティとインテルが激突した昨季のチャンピオンズリーグ決勝だった。ギャラガー氏がインテルとの対戦を望む発言や、試合前に相手を煽るような発言を行ったことで、両者の間に因縁が生まれたのだ。試合は接戦の末に、シティが1-0でインテルを撃破。クラブ史上初の欧州制覇を成し遂げたことで、インテルファンも言い返すことができない状況となった。そのため、この戦いは沈静したかに見えた。

しかし、決勝から4カ月が過ぎた11月上旬、再び事件が起きた。ギャラガー氏がインテルの本拠地ミラノにあるメディオラヌム・フォーラムでライブを実施。ギャラガー氏がシティグッズを持ち込んでパフォーマンスを行うのは有名な話だが、このライブではペップ・グアルディオラのパネルを抱えて壇上に上がった。さらに、「過ぎたことでカッとなるな」と意味がとれる『Don’t Look Back in Anger』をインテルサポーターらの前で歌ったというのだから黙ってはいられない。伊『FCINTER1908.IT』などが伝えている。

ギャラガー氏からすれば、ミラノで、ただ単に自身の代表曲の一つを歌っただけなのかもしれない。ただ、過去の発言もあり、この選曲に対してインテルサポーターは快くは思わないだろう。実際、現役時代にインテルで10年間プレイした元イタリア代表DFマルコ・マテラッツィ氏もこの件に反応。ギャラガー氏の顔をピエロの顔文字で覆った写真を自身のInstagramへアップし、インテルファンやイタリアのマスコミを大いに喜ばせたという。

すでにグループリーグ突破を決めているため、今季のCLでも対戦する可能性があるシティとインテル。もし再び相見えることとなれば、ギャラガー氏とインテルファンの火花を散らす戦いにも注目だ。