放送作家の鈴木おさむ(51)が12日、自身のX(Twitter)で、来年3月31日で放送作家業を引退することを発表した。「脚本業も辞めます」としている。

鈴木おさむ

山下達郎のライブで「LAST STEP」という曲を聞き、「50歳になったら辞める」という思いが頭にひらめいたという鈴木。「コロナ渦になり、辞めるという考えを一度胸の中にしまっていましたが、今年の春頃、『辞める』と決めました」という。

辞める理由については、「ある時、自分の人生を俯瞰で見た時に、40代後半から、おもしろく生きられてないなと思ってしまいました。ありがたいことに、今も沢山のお仕事をいただき、作り手としては、やり甲斐のあるお仕事ばかりです。ですが、ここ数年、作り手の前に人として、振り切って生きれていないなと言う思いがずっとあり。もう一つ。SMAPが解散してから、自分の中で120%の力が、入りにくくなってしまったというのもあります。常に入っていた120%の力が入らない時も出てきてしまった」と明かした。

引退後は「若者たちを応援することが出来たらと思っております。現在51歳。今だったらまだ間に合う。まだ形になってはないですが、それをこれから本気でやってみたいと思っています」と説明。先日には、フジテレビと京都芸術大学が来年春に開講する学士課程「映像コース」で講師を務めることも発表している。

さらに、「来年の春からは、これまでやれなかったことを、拾っていくかのように、やっていこうとも思っています。肺の持病も抱えていますので、もっともっと身体をいたわって生きていこうと思います」とした。