ロドリが後半開始27秒で退場…ペップは苦言「感情をコントロールしなければ」

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 マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、一発退場となったスペイン代表MFロドリに苦言を呈した。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 プレミアリーグ第6節が23日に行われ、マンチェスター・シティはノッティンガム・フォレストと対戦。7分にフィル・フォーデン、14分にアーリング・ハーランドがゴールを決め、2点をリードすると、後半開始早々にロドリが一発退場となったことで数的不利となったものの、最後まで得点を許さず、2−0のまま試合終了。勝利したマンチェスター・シティは2016−17シーズン以来、7シーズンぶりとなるクラブ記録の開幕6連勝を達成した。

 データサイト『OPTA』によると、45分27秒にレッドカードが提示したロドリは、2006−07シーズン以降の記録上、プレミアリーグの後半開始で提示された最速のレッドカードだったという。

 試合後、グアルディオラ監督は「試合は両チームともに35分までは完璧だった。しかし、その後に混乱が生じた。それは私たちの責任ではないことは明らかだ」と語りながら、アンソニー・テイラー主審の判定を批判した。

「これだけのイエローカードが出たのだから、ノッティンガム・フォレストでもマンチェスター・シティの責任でもないことは明らかだ。主審が試合を変えてしまったのは間違いない」

 一方、口論の末に両手を相手MFモーガン・ギブス・ホワイトの首を絞めるような行為を行ったことで、一発退場となったロドリについてグアルディオラ監督は「ロドリが学んでくれることを願っている」と不適切な行動をとった同選手に反省を促した。

「彼は自分自身と感情をコントロールしなければならなかった。私はイエローカードをもらってもいいが、ロドリはそれではダメだ。私はプレーしないけど、選手たちはもっと注意しなければならない」

「カイル(・ウォーカー)も過去に同じようなことをしたことがある。彼らはそれをするべきではないことをわかっているが、感情的なことでもある。それでも、何が起ころうと、自分自身をコントロールしなければならない。私は怒っている。10人でプレーするのが好きではないからね」

「ハーフタイムには、(前半)最後の10分間に何が起こったかを考えて注意するように伝えていたけど、私たちは罠にはまってしまったんだ」

 なお、クラブ公式サイトでは「彼はすでにごめんと謝罪したよ」とロドリがすでにチームに向けて謝ったことを明かしたグアルディオラ監督だが、同選手はこの一発退場によって3試合の出場停止となることが決定。10月8日のアーセナル戦を含め、しばらく欠場を余儀なくされることはマンチェスター・シティにとって大きな痛手となりそうだ。