「素敵すぎる」「優しい」櫻井翔を“守った”日本ラグビー協会「事務所の社会的責任と個人の活動は切り離して」対応に賛否
捨てる神あれば拾う神あり――。
故ジャニー喜多川氏の性加害問題に揺れるジャニーズ事務所。このあおりを受けて、『news zero』(日本テレビ系)のキャスターをつとめる櫻井翔は、スポーツ界からの“追放危機”に瀕していた。
「櫻井さんのスポーツへの情熱は、並々ならぬものがあります。過去にはオリンピックの取材を複数回経験していますが、事前の下調べを欠かさず、選手に対して真摯な姿勢で接するので、現場での評価も高いのです。こうした実績により、2019年と今年と2大会連続でラグビーW杯スペシャルサポーターに起用されました。ところが、フランスの大手紙『ル・モンド』が、『ジャニーズ事務所の性的虐待スキャンダルが、ラグビーワールドカップでの日本ラグビー選手の叙事詩の一部となる可能性がある』と、櫻井さんの起用を非難したのです」
こうした“外圧”を受け、日本ラグビー協会の対応に注目が集まったが、9月15日、東スポWEBは、日本ラグビー協会は櫻井翔が務める「ジャパンラグビーアンバサダー2023」の続投を決めたと報じた。
同メディアによると、日本ラグビー協会は、性加害の問題は「遺憾であり、当協会では断じて容認するものではなく、今後の事務所の対応に注視してまいります」としたうえで、櫻井の起用については、「事務所の社会的責任と、櫻井氏個人の活動は、切り離して考えています」と回答しているという。
これに対し、ネット上ではラグビー協会の対応を断罪する厳しい声が出ている。
《協会として性加害を容認と取られかねないのでは》
《まともな判断じゃない》
《人類史上最悪の性犯罪に対する認識が甘い》
一方で櫻井のファンからは、協会の決断を歓迎する声が出ている。
《優しいお言葉に涙が止まらないです》
《さすがの対応過ぎる素敵すぎる》
《櫻井の周りは優しい企業さんばかりだね》
「性加害問題を受けて、次々と大手企業がCMの打ち切りや契約更新の見直しを発表するなかで、ラグビー協会の対応は違いましたね。同じく櫻井さんと契約しているアフラック生命保険も、ジャニーズ事務所と契約を解除したうえで、櫻井さん個人と契約を結びなおすことを検討しているとも報じられています。
こうした各社の“優しい”対応は、まさに櫻井さんのこれまでの実績、タレントパワーが評価されてのことでしょう。とはいえアフラック社の“個人契約”という言葉通り、やはり『ジャニーズ事務所とは関わりたくない』というのがスポンサー各社の本音です。独立してもらうのが一番の解決策ですが、櫻井さんは後輩の面倒見もよく、“ジャニーズ愛”を持っている人です。櫻井さんにとっては難しい決断になるでしょうね」(芸能記者)
ジャニーズ事務所への逆風は“優しさ”だけで乗り越えられそうもないが…。