クルードラゴン宇宙船「エンデバー」ISSから帰還 Crew-6ミッションの4名が搭乗
日本時間2023年9月4日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行ミッション「Crew-6(クルー6)」のクルー4名を乗せたクルードラゴン宇宙船「エンデバー(Endeavour)」が地球へ無事帰還しました。【2023年9月6日10時】
【▲ 帰還したCrew-6ミッションのクルー。左から:フェジャーエフ宇宙飛行士、ホバーグ宇宙飛行士、ボーエン宇宙飛行士、アル・ネヤディ宇宙飛行士(Credit: NASA/Joel Kowsky)】
Crew-6は国際宇宙ステーション(ISS)への有人宇宙飛行ミッションで、クルーはNASAのスティーブ・ボーエン(Stephen Bowen)宇宙飛行士とウォーレン・ホバーグ(Warren Hoburg)宇宙飛行士、ロスコスモス(Roscosmos)のアンドレイ・フェジャーエフ(Andrey Fedyaev)宇宙飛行士、アラブ首長国連邦(UAE)のスルタン・アル・ネヤディ(Sultan Alneyadi)宇宙飛行士です。エンデバーは日本時間 2023年3月2日にフロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられ、翌日の日本時間2023年3月3日にISSとのドッキングに成功していました。
ISSに6か月間滞在していた4名のクルーが再び乗船したエンデバーは日本時間2023年9月3日20時5分にISSから分離。その翌日の日本時間2023年9月4日13時17分(米国東部夏時間2023年9月4日0時17分)に米国フロリダ州ジャクソンビル沖合の大西洋上へ着水することに成功し、スペースXの回収船「メーガン(Megan)」に引き上げられました。
【▲ 着水後にスペースXの回収船「メーガン(Megan)」に引き上げられるクルードラゴン宇宙船「エンデバー」(Credit: NASA/Joel Kowsky)】
なお、Crew-6の4名がISSを出発するのに先立ち、日本時間2023年8月27日には「Crew-7」ミッションの4名がクルードラゴン宇宙船「エンデュランス(Endurance)」でISSに到着しました。Crew-7には宇宙航空研究開発機構(JAXA)の古川聡宇宙飛行士が参加しており、2024年春まで約6か月間に渡ってISSに滞在する予定です。
Source
Image Credit: NASA/Joel KowskyNASA - Commercial Crew Program (NASA Blogs)JAXA - 米国商業有人宇宙船 クルードラゴン 有人運用飛行(Crew-6)ミッション
文/sorae編集部