床下点検用に不可欠な床下点検口。設置する場所に失敗すると、目立つし、掃除も大変でずっと後悔します。半年前に工務店で注文住宅を建てた日刊住まいライターは、設置した2つのうち、脱衣所の床につけた点検口で大いに後悔。その理由とは? すぐ近くにあった正解の場所と、満足しているもう1つの場所も紹介します。

間取りはこだわったのに床下点検口はノーチェック

筆者は夫と子ども2人(小学3年生と6年生)の4人家族。半年前に工務店で延床面積39坪、2階建ての家を建てました。

家づくりで間取りやインテリアについては、細心の注意を払って打ち合わせを行いました。玄関脇や家事室に家族のロッカーをつくり、お出かけや洗濯がストレスなくできているなど、満足度の高い家になったと自負しています。

しかし、まったく気にかけていなかったことで後悔しています。それは床下点検口の位置。床下点検口の位置については軽視してしまい、工務店に任せっきりにしていたのです。

実際に住み始めてみると、床下点検口が目立つこと! 気になって仕方ありません。こんな小さなことが、毎日の気分にどれだけ影響を与えるか、正直予想していなかったのです。

 

やたらと目立つ脱衣所の床下点検口

筆者の家では床下点検口を2か所設置しました。そのうちの1つが、やたらと目立つのです。それは脱衣所に設置した点検口。お風呂に入る前の着替える場所に床下点検口が足元にあるのは、目立つだけでなく、ストレスの原因にもなります。

じつは脱衣所には、大きめの珪藻土バスマットを置く予定でした。しかし、床下点検口があるせいで、床はフラットになっていません。マットを置くと不安定になるので断念しました(なにも敷かなくてもデコボコしているので、不快感や違和感があります)。

日常の動作のジャマにならない、もっと目立たない場所に、床下点検口をつけていたらよかったと残念に思っています。

 

脱衣所の収納棚の下につければよかった!

写真は、脱衣所の入り口から見た写真。とにかく目立つし、見た目も悪いです。なんで床下点検口の位置をもっと考えなかったのかと思います。

工務店に聞くと、床下点検口は水回りに近い場所に設置することで、水漏れや配管の問題を素早く対処できるメリットがあるとのこと。しかし日常的には使われないのが現実。床に白い四角い縁取りは、パッと見目立ってカッコ悪いです。

もしやり直せるなら、脱衣所の使いやすさや見た目を考慮して、脱衣所の棚の下のスペースに配置したかったです。ここなら置いているのは軽い体重計くらい。床下点検口をいざ使うことになったとしても、すぐに移動できます。

目立つ場所だと汚れも気になる!

目立つ場所ですから汚れが気になります。つまり、脱衣スペースにある床下点検口は、掃除も頻繁にしなければなりません。

この場所は、点検口のすき間からゴミが入ってきたり、汚れがたまったりしやすい場所でもあります。ですから100均で買える「抗菌マスキングテープ」を、フチや取っ手に貼ることで、掃除の手間を減らす工夫をしています。

しかしこれでは、掃除の手間は減っても、妙に悪目立ちしている状況。

 

もう1つ、リビングの納戸の床下点検口は問題なし

一方で、リビングのテレビ横にある納戸の中に設置した床下点検口は、目立たず利用頻度も低いため、満足のいくとてもいい場所でした。

床下点検口の上に重いものを置かなければ、すぐにどけて点検できます。筆者は、現在この場所にキャスターつきの収納を置いています。ですから移動もラク。

同様に考えれば、脱衣所も、収納棚の下でもよかったのです。これから家づくりをされる方にとって、このエピソードが役に立つと幸いです。