前々走の福島民報杯を制したカレンルシェルブル(ユーザー提供:Dヘリオスさん)

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 新潟大賞典で10着に敗れたカレンルシェルブル(牡5、栗東・安田翔伍厩舎)が、七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 カレンルシェルブルはハービンジャー産駒らしく、使われながら着実に力を付けてきた。昨年10月の魚沼Sで3勝クラスを卒業。昇級3戦目となった前々走の福島民報杯でオープン初勝利を挙げた。前走の新潟大賞典では自身初となる2桁着順に沈んだが、当時は不良の発表が示すように、極端な道悪馬場。プラス6kgの数字通り、少し緩んだ感じもあったので参考外でいいだろう。

 カレンルシェルブルにとって、福島芝2000mは福島民報杯を制した得意舞台。今回は2カ月ぶりの実戦となるが、これまで2カ月以上の休み明けで[2-2-0-1]の好成績を残しているので、かえってプラスに働きそう。前走大敗から巻き返してのタイトル奪取を期待したい。