3走前の小倉大賞典を制したヒンドゥタイムズ(ユーザー提供:azusaさん)

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 ハンデ戦ではついつい重量の軽い伏兵を狙いたくなるが、七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)は重いハンデを背負った馬が強い。13年以降の近10回を振り返ると、57kg以上が[7-4-1-23]の勝率20%、複勝率34%。19年には57.5kgのミッキースワローが勝利している。対照的に53kg以下は[0-1-4-31]の勝率0%、複勝率14%と苦戦傾向だ。

 今年から負担重量が概ね1kg増となったことを踏まえれば、狙い目は58kg以上。逆に54kg以下は軽視というスタンスが正解だろう。そこで要注目はトップハンデの58.5kgに決まったヒンドゥタイムズ(セ7、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。3走前には57.5kgを背負って小倉大賞典を制した実績あり。続く大阪杯(16着)は相手が悪かったので参考外。前走の鳴尾記念は差し届かず0秒3差の7着だが、上がり3Fはメンバー中最速だったので悲観する必要はないだろう。小回りの1800~2000mがベストなので、ここは結果が欲しい一戦となる。

 他では58kgのエヒト(牡6、栗東・森秀行厩舎)、サンレイポケット(牡8、栗東・高橋義忠厩舎)、フェーングロッテン(牡4、栗東・宮本博厩舎)の3頭にも注意が必要。それぞれ重量が嫌われて意外においしいオッズとなるようなら、積極的に買ってみたい。