プロキオンSの出走予定のドンフランキー(c)netkeiba.com

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 中京で行われていた12~19年を振り返ると、19年のアルクトスをはじめ、18年のマテラスカイ、14・15年に連覇したベストウォーリアなど、このレースを勝利して秋のGI/JpnI戦線で活躍していく馬が多かった。GIIIながらメンバーが揃う傾向にもあり、今後を占う意味で重要な一戦と言えるだろう。

1.先行馬が勝ち切る

 中京で行われていた12~19年の8回で、4角5番手以内だった馬が5勝。2・3着には差し追い込みも良く台頭してくるのだが、勝ち切るという点では先行馬に分がある模様。

2.高齢馬は苦戦

 12~19年の8回で、7歳以上だった馬は[0-2-4-41]で複勝率12.8%と苦戦傾向。ダートは芝と比べるとベテランの活躍も多いのだが、このレースに関していえば若い馬を中心視した方が良さそう。

3.前走着順に注目

 12~19年の8回で、前走1・2着だった馬が7勝。2着も、8頭中7頭は前走3着以内だった。凡走から変わり身を見せてくるケースは多くなく、前走も好走していた馬を順当に評価するのが良さそうだ。

 ドンフランキーは前走の京都グランドオープンを快勝するなど本格化している。その勝ちっぷりからして1200mがベストの可能性はあるが、1400mも4勝しているように守備範囲で、強力な同型が不在の今回はチャンス十分と見る。