黒船賞で交流重賞4勝目を挙げたシャマル(撮影:稲葉訓也)

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 交流重賞4勝のシャマル(牡5、栗東・松下武士厩舎)がプロキオンステークス(3歳上・GIII・ダート1400m)でJRA重賞初制覇を目指す。

 シャマルは昨年4月のなにわSを制してオープン入り。続く東京スプリントで重賞初制覇を果たすと、その後もサマーチャンピオン、オーバルスプリント、黒船賞と交流重賞を次々に制してきた。ただ、JRA重賞はチャンピオンズC(5着)で一度走ったのみ。今回が実に5戦ぶりのJRAでの競馬となる。

 振り返れば父スマートファルコンも地方が主戦場だった。重賞19勝は全て地方の競馬場で挙げたもの。意外に思われるかもしれないが、JRA重賞3戦は全て芝で、共同通信杯が7着、アーリントンCが10着、皐月賞が18着に終わっている。シャマルはプロキオンSを制して“父超え”のJRA重賞制覇となるか、その走りに注目したい。