女王・山下美夢有が今季初V!36ホールの短期決戦を制す
◆国内女子プロツアー<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 4月7日~9日 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県) / 6435ヤード・パー72>
大会初日が悪天候のため中止となり、2日間の短縮競技となった国内女子ツアー第6戦『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン』。36ホールとなった短期決戦を制したのは、最終日を首位でスタートした山下美夢有。昨年の賞金女王が、今季の初優勝を飾った。
岩井千怜とのマッチプレーのような戦いにも貫禄の実力を発揮
5アンダー単独首位からスタートした山下は、この日は4バーディ、ノーボギーの68をマーク。通算9アンダーとして今季初優勝と通算7勝目を手にした。
1打差2位でスタートした岩井千怜に、5番ホールで首位の座を明け渡す場面もあったが、焦ることはなかった。淡々と自分のプレーに徹し、終盤に差し掛かる14番で岩井がボギーを叩き、首位タイに並ぶと、最終ホールでは地力の差が出た。
きっちりパーセーブした山下に対して、岩井は我慢しきれずにボギー。最終ホール決着となった。
開幕戦での24位タイからじわじわと調子を上げ、先週の『ヤマハレディースオープン葛城』では3位でフィニッシュだった山下。今季初Vは時間の問題と思われていた矢先の今週の優勝となった。
この優勝で一気に勢いづく可能性は十分。今年は果たして何勝を挙げるのか。楽しみなところだ。