女性スキャンダルの山川穂高に「球宴問題」勃発で球団が恐れる「悪目立ち」

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山川は昨年の球宴も出場している(C)CoCoKARAnext

 「マイナビオールスターゲーム2023」のファン投票中間発表が22日、発表され、西武・山川穂高内野手が一塁手部門で9024票を集めて3位に入っている。1位は日本ハム・清宮幸太郎内野手(1万3725票)、2位はオリックス・頓宮裕真捕手(1万780票)となっている。

 今夏のオールスター第1戦は7月19日にバンテリンドームナゴヤ、第2戦は舞台を移して、20日にマツダスタジアムで行われる。

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 一方、今回の球宴でファン投票前から危惧されていたのが、山川の扱いについてだった。

 山川を巡っては「文春オンライン」が11日、知人女性に対して都内ホテルで性的な暴行を加えたとして被害届が出されていると報道。翌12日に球団は登録抹消の措置を取っている。山川は今季17試合に出場し、打率2割5分4厘、5打点で本塁打なしとなっている。すでに警視庁も山川本人に事情聴取を済ませており、女性問題の中でも特に強制わいせつに関わる事案となっていることで、今後は示談となるかが、山川復帰の一つの鍵を握るとされる。

 今春のWBCにも出場、過去3度本塁打王に輝くなど球界屈指のスラッガーが起こしたスキャンダルには、ファミリー層が多いとされる西武ファンの間からも強い反発の声が出ている。

 現在は二軍調整中とあって、そのシーズンに活躍している選手のプレーが見られる球宴本来の主旨から外れ、投票される立場でもないと見られるが、球宴では過去にも同様の出来事が起きたこともあった。

 有名なのは、2003年に当時中日に在籍した川崎憲次郎投手を球宴のファン投票で1位にするためにネット上などで愉快犯的に大量得票が行われたことがあった。当時川崎は右肩故障で一軍登板がなかったときとあって、後に「川崎祭り」と呼ばれ、大きなハレーションを巻き起こした。結局このときは本人の出場辞退で決着したが、後味の悪さは残った。

 現在、西武も親会社の株主総会を控え、これ以上、山川の存在がクローズアップされることは避けたいところ。今後の成り行きも注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]