チェルシーを去ることになったポッター。(C)Getty Images

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 チェルシーは4月2日、グラアム・ポッター監督の解任を発表した。

 ポッター監督は、昨年9月にトーマス・トゥへル監督の後任として、好調だったブライトンから引き抜かれる形でチェルシーの監督に就任。

 しかし、チャンピオンズリーグではドルトムントを破り、ベスト8進出を果たしたものの、リーグ戦では28試合で10勝8分10敗と低迷。1日のアストン・ビラにも0−2と敗戦を喫し、11位に転落していた。

 クラブは、昨年オーナーに就任したトッド・ベーリー氏のもと、今冬の移籍市場では3億ポンド(約480億円)超えの大型補強を行なうなど、大盤振る舞いを見せたが、結果には繋がらなかった。
 
 そんななか、英公共放送「BBC」は、「オーナーのトッド・ベーリーによるカオスな支配の中で、グレアム・ポッターの残酷な解任は起こった」と報じている。

「ポッターにとっては、“ファンタジーフットボール”のようなものだったかもしれないが、ブライトンとはかけ離れたものであった。結束の固いグループで仕事をすることに慣れていたポッターは、新たに獲得した選手たちを受け入れ、プランを見出すのに苦労した。

 もし、ポッターに同情する人がいるとすれば、それは彼に与えられた時間が非常に短かったため、明確なプランを立てて、フレッシュな顔ぶれを含めて、一貫したチームに仕上げることができなかったということだろう」

 また記事によると、新監督候補にユリアン・ナーゲルスマンやマウリシオ・ポチェッティーノの名前が挙がっているという。チェルシーの今後の動向に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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