栃木県内の県立高校で8日、全日制の入学試験が行われ、8600人余りの受験生が試験に臨みました。

 今回、出願倍率が1.81倍と最も高かった農業経営科がある宇都宮白楊高校です。午前8時前、試験が始まる1時間半ほど前から緊張した面持ちの受験生たちが次々と学校に入っていきました。8日は宇都宮東を除く57の高校で試験が行われました。

 県教育委員会によりますと、全日制の一般選抜は定員8017人に対して8661人が受験しました。倍率は1.08倍で過去10年で最も低い数字となりました。欠席者は24人で新型コロナウイルスによるものは7人でした。この7人については、希望すれば3月20日に試験が受けられるということです。

 受験生はマスクを着用し、各学校では手や指の消毒のほか、教室の空気の入れ替えといった感染対策を行って試験が行われました。体調不良などで別室で試験を受けたのは65人でした。面接は9日、22の高校で行われ、合格発表は各高校で14日午前10時に行われます。