建設設備業に携わる人材を育てようと、第一線の現場で働く企業の技能者が7日、専門学校の訓練生に実技指導を行いました。

 この実技指導は、県立県央産業技術専門校の訓練生が現場の技能者から直接技術を学ぶことで、技能習得意欲と就業意欲などを高めてもらおうというもので、去年(2022年)に続き2回目です。

 この日は宇都宮市平出工業団地の宇都宮市管工事会館で、市管工事業協同組合の青年部の会員11人が講師となり、建設設備科の1年生12人が水道管から住宅などに通水する「分水作業」の実技指導を受けました。

 敷地内に組み立てられた、口径100ミリの練習用配管に、住宅に給水管を分岐する給水器具の「分水栓」を取り付ける作業に取り組みます。

 訓練生たちは2人一組になって、配水管に穴をあける「穿孔」や「通水」などの作業に挑戦。先生役の青年部の会員から手ほどきを受けながら作業を完成させました。