「いろは」の愛称で親しまれ去年3月に引退したJR日光線の観光列車を撮影できるイベントが下野市で開かれました。

日光線の観光列車として活躍し、去年(2022年)3月に引退した『205系600代いろは』。

地元の人や観光客、多くの鉄道ファンに愛されました。

同じ形式の列車は廃車が進み、残すのはこの「いろは」1編成のみとなりました。

廃車を前にした最後の撮影会に参加するには、1人およそ2万円がかかりましたが、販売直後に完売。4日と5日の2日間で80人の鉄道ファンが訪れました。

訪れた人たちは、それぞれ「いろは」との思い出を巡らせながら、カメラのシャッターを切っていました。

栃木の地を延べ9年間走ってきた「いろは」はまもなく、小山車両センターを旅立ちます。