銀行の窓口やATMまで足を運ばなくても、家にいながら金融取引ができる「インターネットバンキング」。振り込みや入金確認などの手続きがいつでもできて便利ですが、どのくらいの人がインターネットバンキングを利用しているのでしょうか。また、アカウント情報の漏洩などのリスクが気になりますが、セキュリティ面に問題はないのでしょうか。

インターネットバンキングの利用経験者は7割以上!

出典:マイボイスコム株式会社「『インターネットバンキングの利用』に関するインターネット調査」

マイボイスコム株式会社が「『インターネットバンキングの利用』に関するインターネット調査」を実施。インターネットバンキングの利用経験率を調査したところ「現在利用している」が67.6%、「現在は利用していないが、利用したことがある」が6.5%という結果に。利用経験者が7割を超えていることが分かりました。年代別に見ると、40代・50代の男性はそれぞれ8割弱が、60代男性は7割強がインターネットバンクを利用しています。一方「利用したことがない」と回答した人は25.9%で、10代・20代の女性が多い傾向がうかがえました。

インターネットバンキングを安全に利用するためにすべきことは?

出典:総務省「インターネットバンキングの仕組み」

インターネットバンキングを利用したいものの「セキュリティ面が不安」という人もいるでしょう。一般的に、インターネットバンキングは利用者を識別するために、ログイン時にIDとパスワードなどを入力します。プラスして、メールアドレスに送られるワンタイムパスワードなど第2パスワードの入力や、事前に登録しておいた質問への回答入力により、なりすましでログインされるリスクを軽減しています。
また、アカウント情報の漏洩やフィッシング詐欺被害に遭うことがないよう、パソコンやスマートフォンの更新プログラムを適用し、最新の状態にアップデートしておくこと、IDやパスワードなどの情報は厳重に管理し、パスワードは他のサービスと使いまわしをしないこと、本人確認やカード番号の入力を求めるような不審なメールには反応しないことなども大切。基本的なセキュリティ対策を怠らないようにして、インターネットバンキングを安全に利用しましょう。