常磐道「最高速度引き上げ」110km/hに 茨城県内の「桜土浦〜岩間」なぜこの区間が?
水戸まで引き上げはならず!
東北道に続き常磐道も最高速度引上げ
茨城県警は2023年2月28日(火)、常磐道の一部区間で最高速度を3月28日(火)10時から引き上げると発表しました。
常磐道の小美玉スマートIC付近。最高速度引き上げの対象区間(画像:Google)。
区間は桜土浦ICから岩間ICまでのあいだ。最高速度は100km/hから110km/hとされます。対象は普通車など法定最高速度が100km/hとされている車両で、大型トラックなどは80km/h規制のままです。
この区間を選定した理由について茨城県警は、「桜土浦より東京寄りだとつくばJCTが、水戸寄りだと友部JCTがあるため、交通が錯綜し事故が起こりやすくなる区間を避けた」と説明。今後の状況を見ながら、区間の拡大や最高速度のさらなる引き上げを検討していく構えです。
高速道路の最高速度引き上げは、新東名の静岡県内と東北道の岩手県内で先行し、ここでは120km/hになっています。2021年11月には東関東道の四街道IC〜成田JCT付近、2022年9月には東北道の岩槻IC〜佐野藤岡IC間と、首都圏でも110km/hへの引き上げが実施されています。
常磐道については、2020年に警察庁が発表した120km/hへの引き上げ候補区間として柏IC〜水戸IC間が挙げられていましたが、今回はそのうちの一部にとどまっています。