涼しい服は素材・色・形に注目!選び方のポイントや着こなし方を解説

写真拡大 (全7枚)

夏の時期は、暑さを軽減しようと半袖Tシャツやタンクトップ、シャツを着用する人が多くなりますが、日中の屋外では気温が高くて外に出るのが億劫になるという日もあるでしょう。

そんなときは、涼しい服を着用するのがおすすめです。

この記事では、涼しい服を選ぶときに注目したい素材、色や形、おすすめの着こなし方について解説します。

涼しい服が欲しい!注目したい4つの素材

涼しい服を選ぶときは、素材に注目しましょう。素材が持つ機能性を知っておくと、汗や紫外線などの気になるポイントもケアしやすくなります。

ここでは、涼しい服に採用されている4つの素材について紹介します。

吸汗速乾素材

吸汗速乾素材は、汗を素早く吸収して乾かしてくれる素材です。ポリエステルのものが多く、主にスポーツウェアやアウトドアウェアに採用されています。

生地の内側に付いた汗を拡散させ、乾きやすくするため、衣服内をドライに保つことができます。そのため、汗をかいてもベタつかず、サラサラとした着心地を期待できるのが魅力です。

接触冷感素材

接触冷感素材は、触れるとひんやり感があるのが特徴で、吸汗速乾素材と同じく、スポーツウェアやアウトドアウェアに採用されることが多いです。

天然繊維なら麻、化学繊維ではポリエチレンやレーヨン、ナイロンが接触冷感の性質を持っています。

夏の暑さ対策に有効で、衣服だけではなく布団の敷きパッドや枕カバー、マスクなどの素材に使われることもあります。

遮熱クーリング素材

SUNSCREEN(サンスクリーン)といった遮熱クーリング機能が備わった素材は、太陽光の透過を軽減することで涼しく着用できるのが魅力です。

メッシュ素材

メッシュ素材とは、網目状に編み込まれた素材のことです。洗濯用のネットを思い浮かべてみると分かりやすいかもしれません。

麻や綿(コットン)などの天然繊維や、ナイロンやポリエステルといった化学繊維が用いられることがあります。

通気性に優れているため、スポーツウェアに採用されることが多いですが、スニーカーや帽子などの小物類にも使われます。

涼しい服の色はどれ?カラー選びのポイント

洋服の表面温度は、色によっても左右されます。

色が濃くなるほど表面温度が高くなるので、涼しい服を選ぶなら白や黄色、ライトグレーなどの薄い色がおすすめです。

反対に、黒や緑、紫などの濃い色は表面温度が上がりやすいので、体感温度も高くなります。

ただし、夏に起こりやすい汗ジミは濃い色のほうが目立ちにくいので、濃い色のTシャツの上に薄い色のシャツを羽織るなど涼しく過ごせるように工夫しましょう。

涼しい服の形は「ゆったり」がおすすめ

蒸れを軽減して涼しく着るには、衣服内に空気が通りやすい形の服を選ぶことが大切です。袖口や襟元が広めに開いた服やゆったりしたサイズ感の服を選ぶと、比較的涼しく感じるでしょう。

例えば、メンズならオーバーサイズのTシャツにハーフパンツ、レディースならシルエットがふんわりとしたシフォン系のワンピースがおすすめです。

暑い夏もこれで快適!涼しい服の着こなし方

続いては、暑い夏を快適に過ごすために知っておきたい涼しい服の着こなし方について紹介します。

同じ服でも着方によって体感温度が変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。

インナーを着用する

「重ね着をすると暑くなりそう」と思う人もいるかもしれませんが、インナーを着用したほうが快適に過ごせる場合もあります。

ポイントは、吸汗速乾素材のインナーを選ぶことです。吸汗速乾素材なら汗をかいても乾きやすいため、衣服内の蒸れを軽減してくれます。

また、汗によるベタつきも抑えることができるので、暑い夏の日も快適に過ごせるでしょう。

腕や足を出す

涼しく過ごすには、腕や足が出るような服装を選びましょう。

手足の末端には体温調節を担うAVA血管(動静脈吻合)があり、体感温度を下げるためにはこのAVA血管を冷やすことが効果的とされています。

基本的には半袖やノースリーブ、ハーフパンツや膝丈スカートなどがおすすめですが、長袖を着るときは腕まくりをして着るのも良いでしょう。

また、AVA血管の温度を下げる方法としては、デサントの「コアクーラー」を活用するのもおすすめです。

コアクーラーとは、体温調整する特殊な血管が通る手のひらを、適温(12℃)で冷やすことで、血液の温度が下がり、体の中心温度である深部体温を下げる適温蓄冷材です。

保冷剤のように冷たすぎないので、心地の良い温度で体をクールダウンしてくれます。

メッシュ素材のアタッチメントで固定するため、スポーツやトレーニングの際も快適に使えるでしょう。

空気の通り道を作る

衣服を涼しく着こなすには、空気の通り道を作って熱を逃すことも大切です。

例えば、以下のような工夫をしてみましょう。

襟元のボタンを1つ外す 風になびくようなふんわりとした服を着る 腕まくりをする トップスはインしない ワイドパンツをはく

また、換気機能(ベンチレーション機能)付きのアイテムを活用するのもおすすめです。

デサントのランニング用Tシャツ「エアロストリーム半袖シャツ」は、脇下から背中部分がベンチレーション仕様となっています。

素材は吸汗速乾性に優れているため、汗をかいても蒸れにくく、快適な着心地を維持できるでしょう。

涼しい服を着て夏をクールに乗り切ろう

暑い夏を快適に過ごすには、涼しい服を選ぶことが大切です。

クーリング機能のある素材や薄い色のもの、衣服内の熱を逃がせるようにゆったりとしたサイズ感のものや、風になびくふんわりとしたデザインのものを選ぶのもおすすめです。

また、涼しく着られる服を探すときは、通気性や吸汗速乾性に優れたウェアを展開する人気スポーツブランドもチェックしてみてください。デザインもシンプルでスタイリッシュなため、幅広く着回せます。

涼しい服の選び方や着こなし方のコツを押さえて、夏をクールに乗り切りましょう。