長〜い胴体の改良型 インドネシア空軍向けC-130J「スーパーハーキュリーズ」納入
C-130Jシリーズの中でも高性能モデルです。
合計5機が引き渡し予定
アメリカの大手航空機メーカー、ロッキード・マーチンは2023年2月23日、インドネシア空軍向けに製造したC-130J「スーパーハーキュリーズ」戦術輸送機の1号機を同国に納入したと発表しました。
インドネシア空軍向けのC-130J-30輸送機(画像:ロッキード・マーチン)。
インドネシア空軍の機体はC-130J-30と呼ばれるモデルで、原型のC-130Jよりも胴体が約4.6m長くなっているのが特徴です。これにより貨物室の容量が拡大し、長尺物が積載できるようになったほか、収容人数なども増えています。
またエンジンやアビオニクスなども改良されたことで、出力がアップし、飛行速度や航続距離も向上した一方、運用コストは低減されているといいます。
インドネシア空軍は1960年代からC-130「ハーキュリーズ」シリーズを運用しており、現在でもC-130Hを20強、保有しています。
ロッキード・マーチンでは、C-130J「スーパーハーキュリーズ」は世界26か国で運用されており、納入数は520機以上にもなると説明しています。