ガリガリガリガリ…貫通! 国道42号「有田海南道路」最長トンネル抜けた! 響く万歳三唱
山を削った箇所の先に山岳トンネル!
有田海南道路で最長のトンネルが開通
国土交通省 和歌山河川国道事務所は2023年2月22日、国道42号のバイパスとして整備を進めている「有田海南道路」の5号トンネル(仮称)が貫通する瞬間の動画を公開しました。
有田海南道路5号トンネル貫通式の様子(和歌山河川国道事務所の映像より)。
有田海南道路は、国道42号の和歌山県有田市から海南市にかけて、海側を地形に沿って結んでいる現道に対し、山側をショートカットするように整備している9.4kmのバイパスです。19日には、その有田側の末端部で、バイパスの橋として「有田サンブリッジ」が開通したばかり。また、2022年には海南側で有田海南道路に接続する現道拡幅事業「冷水(しみず)拡幅」が一部整備済みです。
今回、貫通したのは、冷水拡幅に連続する2033mのトンネルで、有田海南道路のトンネルとしては最長です。重機でトンネルの切羽(掘削の最先端箇所)を削り、トンネル内で光が挿してくると、関係者らが万歳三唱を行いました。
冷水拡幅のうちJR線の跨線橋を含む0.4kmと、今回の5号トンネルを含む有田海南道路の2.9kmは、2025年春の開通予定です。