似ているけど微妙に違う3か国のイージス艦。

国際秩序の強化と3国のコミットメント明示が目的

 防衛省・統合幕僚監部は2023年2月22日(水)、アメリカ軍および韓国軍とともに、日本海において日米韓共同訓練を実施したと発表しました。


並走するアメリカ海軍駆逐艦「バリー」(手前)、韓国海軍駆逐艦「セジョンデワン」を海上自衛隊の護衛艦「あたご」艦橋から見たところ(画像:海上自衛隊)。

 参加したのは海上自衛隊の護衛艦「あたご」、アメリカ海軍の駆逐艦「バリー」、韓国海軍の駆逐艦「セジョンデワン」で、弾道ミサイル情報共有訓練を含む各種戦術訓練を実施したとのこと。なお、3隻とも優れた防空能力を有する、いわゆる「イージス艦」と呼ばれる船です。

 統合幕僚監部では、今回の訓練について、北朝鮮がICBM級弾道ミサイルを発射し、我が国の排他的経済水域(EEZ)内に着弾させるなどして、日本を取り巻く安全保障環境がより一層厳しさを増すなか、地域の安全保障上の課題に対応するための3か国協力を推進するのが目的で、日米韓が共通の安全保障と繁栄を保護するとともに、ルールに基づく国際秩序を強化していくという3か国のコミットメントを示すものだとしています。