OpenAIが開発したチャットAI「ChatGPT」は、高精度な応対が可能であることから高い人気を集めており、論文執筆に活用される例も現れ始めています。OpenAIはChatGPTへの有料プラン追加を検討中であることを明かしているのですが、新たに有料プランの早期アクセスに参加したユーザーから「月額料金が42ドル(約5500円)だった」という報告が寄せられています。

ChatGPT users report $42 a month pricing for ‘pro’ access but no official announcement yet - The Verge

https://www.theverge.com/2023/1/23/23567317/chatgpt-pro-tier-42-month-pricing-test-report

記事作成時点では、ChatGPTは無料で提供されており、OpenAIのアカウントさえ作成すれば誰でも使うことができます。一方で、OpenAIは2023年1月に公式Discordサーバーで「ChatGPTの長期的な実行可能性を確保するために有料プランの提供を検討している」と発言し、有料プランのウェイトリストを公開しました。OpenAIは、有料プランの特典として「文字数や応答数制限の緩和」や「サービス安定化のために実行している応答速度制限の緩和」を挙げています。

チャットAI・ChatGPTの有料版「ChatGPT Professional」のリリースをOpenAIが検討中、実験的に使える招待待ちリストも登録可能に - GIGAZINE



上記の通り、OpenはChatGPT有料プランのウェイトリストを公開しており、インターネット上には早期アクセスに参加できた人の報告も登場し始めています。早期アクセスの参加者が投稿した以下のツイートからは、有料プランの名称が「Professional Plan」で、月額料金が42ドルであることが読み取れます。また、Professional Planに加入すると「アクセス集中時も返答を得られる」「応答速度の高速化」「新機能に優先アクセス可能」といった特典を得られるようです。





実際にProfessional Planに加入した状態でChatGPTを動作させるムービーが以下。ChatGPTがかなりの長文で応答している様子を確認できます。





海外メディアのThe Vergeによると、OpenAIの公式Discordサーバーには「42ドルは私の住んでいる国の最低賃金の大きな割合を占める額です」といった金額に不満を持つ声も寄せられているとのこと。一方で、「42ドルという価格は、この技術にとっては信じられないほど手頃な価格です」という意見も寄せられています。