11回KO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】

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攻めた井上と守ったバトラー、データで表れた差に驚きの声

 ボクシングのWBAスーパー&IBF&WBC世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)が13日、東京・有明アリーナでWBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)に11回1分9秒KO勝ちし、アジア人初の4団体王座統一に成功する快挙を達成した。米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」公式ツイッターは圧倒的に攻めた井上と、徹底して守ったバトラーの差が表れたデータを紹介。ボクシングファンから驚きの声が漏れている。

 衝撃のデータが判明した。「コンピュボックス」公式ツイッターは井上―バトラー戦のデータを紹介。それによると、着弾数は井上が151/665(うちボディー59)、バトラーが38/301(うちボディー22)。井上は実に倍以上の手数を出し、151発も当てている。ラウンド別の着弾数ではバトラーが初回に「0」。つまり、井上はパンチを1発ももらうことなく立ち上がり3分を戦い、最大でも3回の8発という被弾の少なさで11ラウンドをこなしたのだ。

 投稿では「モンスターが一方的な殴打。着弾させた151打のうち、36%のパワーパンチと59打のボディーを当てた。バトラーは最小限の攻撃しか出せず、全ラウンドで1桁、全体でも38の着弾数だった」と紹介。海外ファンからは「3回の時点で、イノウエはバトラーの試合総数より着弾させてたのか」「バトラーの着弾は1回平均4打以下ってことだ」「バトラーは計4回で着弾数1以下か」と驚きの声が寄せられた。

 また、日本人からも「井上パンチ出しすぎwww この量は中々みない」「もう意味わからん パンチ当てすぎ」と着弾数に驚き。一方で「やっぱり初回の井上尚弥の被弾0発だったんや」「このスタッツでディフェンス指摘してくるバトラーさん笑」とディフェンス力に着目するファンもいた。

(THE ANSWER編集部)