金曜日(11日)に行われたレバンテ対ベティスの親善試合にASローマのスパレッティ監督が視察に訪れた。トッティ、ペロッタ、デ・ロッシ、クフレを伴ってスタジアムに現れたスパレッティ監督の目的はすばりホアキンの偵察。今季、チャンピオンズリーグに参戦するASローマは、右サイドの選手を補強したいと考えていることから、ホアキンに注目し、その目でホアキンのプレーを確かめたかったようだ。

しかし、ベティスサイドでは、この件について話すことはないときっぱり否定。同クラブのレオン会長はスペイン紙‘AS’に対し、「ホアキンとも話しをしているし、すべてはクリアになっている。ホアキンへのオファーを聞くつもりも誰とも話すつもりもない。ホアキンはチームの中心選手であるし、リーガ開幕も間近に迫っている今、出来上がりつつあるチームを崩すようなことはことはあってはならないからだ」と断言した。

また、同会長は、ホアキン獲得の唯一の方法は、「違約金6000万ユーロ(約88億円)を耳を揃えて払うこと、それ以外はない」とも強調している。

今夏、ホアキンを巡る移籍騒動は鳴りを潜めていたが、ここへ来て浮上。ホアキンも一時はクラブを出る時がきたとコメントしていたが、一転、残留を明言している。そして、ベティスでタイトルを獲得するべく、イルレタ新監督の下プレシーズンに励んでいる。単なる噂レベルで終わるのか?今後の動きに注目したい。