レアル・マドリーの指揮官ファビオ・カペッロが、雑誌‘Interviu’で、ライバル、バルセロナに対し宣戦布告ともとれる強気発言をした。

「無敵のチームなど存在しない。我がチームは、バルセロナを完璧に打ち負かすこともできる。昨シーズン、バルセロナはリーガとチャンピオンズリーグの2冠を制した。しかし、我々は彼ら以上の結果を残すつもりでいる」。

さらに、リーガのライバルはバルセロナだけではないと見るカペッロは、「バレンシアも良い補強をしているし、すばらしいメンタリティを持ったチームだ。それに、昨シーズンのUEFAカップで優勝し、勢いのあるセビージャにも注意したい」と警戒するチームを挙げている。

新たに獲得した3選手、FWルート・ファン・ニステルローイ、MFエメルソン、DFファビオ・カンナバーロについて、「ファン・ニステルローイは生粋のストライカーだし、エメルソン、カンナバーロはそのポジションで最高の選手」と信頼を寄せるカペッロだが、さらなる戦力としてFWホセ・アントニオ・レジェス(アーセナル=22)、MFマハマドゥ・ディアラ(オリンピック・リヨン=25)の獲得にも期待している。

今夏のプレシーズンでカペッロの方針もチーム内に徐々に浸透し、カペッロ自身も手応えを感じているようだ。‘優勝請負人’カペッロの改革がどのような形を見せるのか期待したい。