9日(水)、チャンピオンズリーグ予選3回戦1stレグが行われた。スペインからはバレンシアとオサスナが参戦。バレンシアは格下と見られるオーストリアのザルツブルクに苦杯。一方、チャンピオンズリーグ初参戦のオサスナは、適地にて強豪ハンブルガーSVに挑み、スコアレスドローに終わった。

慣れない人工芝に苦戦を強いられたバレンシア。一方のザルツブルクはホームの利を活かし、押し気味に試合を進めた。前半終了間際には新加入のモリエンテスが、相手ゴールエリアに近づきボレーシュートを放つも、相手GKに阻止され、先制点にはならず。後半に入ってもザルツブルクの優位は変わらず、キケ・サンチェス・フローレス監督は、61分にビージャを投入。先制点を狙いにいくが、逆にディフェンス陣のミスを突かれザルツブルクにゴールを許してしまう。そのまま1-0で試合は終了。思わぬ敗戦にバレンシアが窮地に陥った。本選進出に向け大幅な改善が必要となっている。2ndレグ、ホームでの巻き返しに期待したいところだ。

一方、試合序盤からハンブルガーに試合を支配されたオサスナだが、センターバックを中心に規律の取れたディフェンスで対応。GKリカルドの好セーブ、決定的チャンスにハンブルガーがミスということもあり、アウェイ戦を失点0で抑えた。初の本戦進出を目指すオサスナにとって、ホームでの2ndレグを落ち着いて戦えることになるだろう。また、レアル・マドリーから移籍したソルダードもゴールこそ奪えなかったものの良い動きを見せていた。

2ndレグは、22日(火)にバレンシア、オサスナともホームで行われる。