バルセロナ、トップチームのプレシーズンに参加し、メキシコ・アメリカ遠征にも帯同していたバルサ期待の若手FWジオバニ・ドス・サントス(17)が、同じく遠征に参加していたカンテラ(下部組織)のチームメイトらと共にバルセロナに戻った。

デコ、ジャンルカ・ザンブロッタ、リリアン・テュラムの合流によりメンバー全員が揃ったこと、カンテラの選手達には自分達のチームでトレーニングを続けて欲しいとの判断からフランク・ライカールト監督は、DFヘスス・オルモ以外のカンテラの選手を帰国させることにした。

バルセロナに戻ったドス・サントスは、「バルサの選手として自分の国(メキシコ)に戻れたことを誇りに感じている。感動したし、なんかヒーローになったような気分だったよ。自分の生まれた国に家族やバルサのメンバーといれたことはとてもうれしいね」とコメント。17歳の横顔からは自信と充実感がうかがえた。

アールスでの親善試合で華々しいデビューを飾り、メキシコ、ロサンゼルスでの親善試合でもトップチームの選手達に気後れすることなく積極的にプレーし、その可能性を披露したドス・サントス。ライカールト監督やトップチームの選手達から学び、得た経験は何物にも代え難い貴重な経験であり、彼の成長の糧となることは間違いない。

「バルサBチームでも引き続きトレーニングしないといけないね、監督が僕を起用し続けてくれるようしっかりがんばるよ」。バルサBチームでの初シーズンを迎えることになるドス・サントスは、新たなステージを見据え意欲に燃えている。そして新たなチャレンジが始まった。