アトレティコ・マドリーは、今夏、4000万ユーロ(約59億円)以上を費やし、ペルニーア、アグエロ、セイタリディス、コスティーニャ、ゼ・カストロ、ミスタ、フラドと大量補強に成功しているが、アトレティコの補強作戦はまだ終わりを見せていない。さらにあと1人、中盤の選手獲得を目論むアトレティコは、ディナモ・モスクワのポルドガル代表MFマニシェに注目している。

ディナモ・モスクワがマニシェの移籍金として1200万ユーロ(約17億円)を要求していることから、アトレティコは、現メンバーの何選手かを放出する必要に迫られているようだ。そして、その移籍リストに名を連ねているのが、セルビア代表FWマテヤ・ケズマンとアルゼンチン人MFルチアーノ・ガジェッティ。ケズマンにはイタリアのフィオレンティーナが、ガジェッティにはギリシャのパナシナイコスが関心を示している。ギリシャでは、アトレティコ、パナシナイコス両クラブ間ですでに合意に達していると報じられているようだが、ガジェッティ本人は、ギリシャには行きたくないとアトレティコ残留を希望している。

マニシェ獲得の費用を捻出しなければならないアトレティコとしては、この話をうまくまとめたいところだろう。そして、マニシェ獲得でアトレティコの今夏の補強作戦も終わりを告げることになる。