「タイヤ多すぎ…」米陸軍の新たな戦車用トレーラーが誕生! 欧州の道路走行許可も取得へ
重さだけなら10式戦車2両分まで対応可!
最大90tまで積載OK
アメリカの軍用自動車製造企業オシュコシュ・ディフェンスは2022年9月26日、アメリカ陸軍から新型の重装備輸送システム「EHETS(Enhanced Heavy Equipment Transport System)」を受注したと発表しました。
アメリカ陸軍が調達予定の新たな重量物運搬用トレーラー「EHETS」(画像:オシュコシュ・ディフェンス)。
契約内容は5年間でトレーラー466台と関連するロジスティクス装備を納入するほか、付随する各種サポートサービスなど含め、計2億6320万ドル(日本円で約378億7200万円)になるとのこと。まずは3760万ドル(同54憶1440万円)で、各種試験用とトレーラー68台を先行生産するとしています。
2022年現在、アメリカ陸軍ではオシュコシュ製の重装備輸送車両「HETA1」を運用しています。新型のEHETSを用いたトレーラーシステムは、最大90tの積載量を誇るため、将来登場するであろうより大型の主力戦車(MBT)を含む、重量級の陸軍車両を輸送することが可能だとしています。また、必要なペイロードでヨーロッパの道路走行許可も取得するそうです。